東京国立博物館は、同館平成館にて12月2日まで開催している特別展「大徳川展」の混雑状況を公式ページ上で発表した。

同展では、徳川将軍家をはじめ、御三家と呼ばれた尾張徳川家・紀伊徳川家・水戸徳川家に伝えられている宝物300余点を紹介。関ヶ原の戦いや大阪の役に勝利した吉祥の鎧として尊ばれた重要文化財「歯朶具足(しだのぐそく) 徳川家康所用」や"水戸黄門の印籠"として有名な「黒地葵紋蒔絵印籠 徳川光圀所用」、三代将軍家光の長女で尾張徳川家に嫁いだ霊仙院千代姫の婚礼調度である国宝「初音蒔絵調度のうち貝桶 霊仙院千代姫所用 一対」など、門外不出の宝物が一堂に会する絶好の好機となっている。

このため、11月3日には来場者が15万人を突破。日によっては入場制限がかけられ、最大40分待ちになることもあるという。同館は「大徳川展は展示作品数が多く、観覧時間が非常に長くかかります。時間に余裕をもってお出かけください。また、11時~14時の時間帯は混雑しております。会期中毎週金曜日は夜間開館(20時まで開館、入館は19時30分まで)を行っています。平日の15時以降、および金曜日の夜間開館時は比較的空いておりますので、この時間帯のご利用をおすすめします」としている。

観覧料は一般が1,500円、大学生が1,200円、高校生が900円、中学生以下が無料。開館時間は9時30分~17時、金曜日のみ9時30分~20時まで、休館日は毎週月曜日となっている。