万年筆が最も似合う著名人を決める「万年筆ベストコーディネイト賞2007」の表彰式が8日、東京・恵比寿で行われた。今回、新設された「前年度受賞者選出部門」で受賞の本上まなみ、「一般選出部門」で受賞した松山ケンイチらが出席した。
日頃より万年筆を使っているという本上は「筆記具の中では特別の存在。1本1本に思い出が詰まっていて、人生のパートナーという気がします」と万年筆への思いを語る。松山ケンイチは「物を書くときが自分と向き合える。頂いた万年筆は、常に書けるようにポケットに入れておきたいです」と副賞として万年筆が授与された喜びを語った。
本上は「選出していただいたのがリリーさんというのが、なんだか恥ずかしいですね(笑)」と照れ笑い |
雑誌で連載を始めた松山。「芝居でのセリフではなくて、自分の言葉で表現したいと思うようになりました」と創作活動に意欲を示す |
また「前年度受賞者部門」のノミネーターとして、爆笑問題の太田光も表彰式に出席。太田は、『憲法九条を世界遺産に』の共同著者として付き合いのある、多摩美術大学教授で哲学者の中沢新一氏を選出。普段は万年筆を使わないという太田は選出理由を「うちのカミさんが決めたんですが……」と、いきなり会場の笑いを誘う。同じくノミネーターである小池氏については「小池さんと中沢さんが揉めちゃって。それで僕が万年筆で殴って止めたんです(笑)」と、ギャグで暴走。会場は爆笑の渦に包まれたが、小池氏と主催者サイドは苦笑しっぱなしだった。