フィンランドNokiaと英Vodafoneは7日(現地時間)、VodafoneのインターネットサービスをNokiaの「Ovi」に統合する提携を結んだことを発表した。Nokia製携帯電話を利用するVodafoneユーザーは、両社のサービスを統合したインターネットサービスにアクセスできる。
この提携の下、NokiaのインターネットサービスOviにVodafoneのすべてのインターネットサービスを統合する。端末は3Gが中心となり、1クリックでインターネットにアクセスできるようにするという。これにより両社の顧客は、インターネット、コンテンツ、コミュニケーションサービスの選択肢が増え、かつ迅速にアクセスできるとしている。たとえばオンライン音楽ストアでは、2008年以降、Nokiaの端末で2社のサービスを両方利用できるようになるという。
Nokiaはまた、Vodafoneのサービスを統合した機種を独占的に製造/供給する。
モバイルインターネットを巡っては、米Googleの「Open Handset Alliance」が発表されたこともあり、動きが激しくなっている。今回、世界最大の携帯電話メーカーと売上高世界最大のオペレータが提携することで、さらに加速しそうだ。