電気通信事業者協会(TCA)は7日、10月の携帯電話・PHS契約数を発表した。携帯電話の純増数ではソフトバンクモバイルが15万8,600契約の純増でトップとなり、同社の首位は半年間連続となった。PHSではウィルコムが2万3,100契約の純減で、ここ3カ月厳しい数字が続いている。

商戦期の合間となる10月は、携帯電話全体では33万1,500契約の純増と控えめな動きだったが、その中で純増シェア(イー・モバイル除く)47.8%を押さえたソフトバンクが引き続き首位となり、6カ月連続純増トップの座についた。2位のKDDIグループは13万3,800契約の純増、3位のNTTドコモグループは同3万9,100で、この順位は6カ月間変わっていない。NTTドコモの2in1契約の純増数は1万5,600。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 39,100 52,980,800
KDDI(au・ツーカー) 133,800 29,350,900
ソフトバンクモバイル 158,600 17,211,100
イー・モバイル(※) (9月末時点で) 122,300
携帯電話総計 331,500 99,665,100

(※:イー・モバイルの統計は四半期毎のため、10月単月の純増数は非公表)

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -300 34,500
KDDI(au・ツーカー) -4,800 9,000
ソフトバンクモバイル -36,300 -100

PHSでは、9月にかろうじて300契約の純増となっていたウィルコムが、10月は2万3,100契約の純減に転じている。同社は8月にも1万3,900契約の純減となっており、まとまった数の純増を確保していた以前に比べ、この3カ月間は厳しい結果となっている。

グループ 純増数 累計
ウィルコム -23,100 4,622,400
NTTドコモ -23,800 286,500
PHS総計 -46,900 4,908,900