「『NEO BLACK』~茂本ヒデキチ墨絵原画展」が11月16日より、東京都武蔵野市の吉祥寺パルコ5階特設会場で開かれる。開催期間は12月2日までで、11月24日には同1階で迫力のあるライブ・ペインティングの模様を目の当たりにすることができる。
茂本さんは、1957年生まれの愛媛県松山市出身。大阪芸術大学デザイン科を卒業した。2005年のJRA天皇賞テレビCF作画をはじめ、2006年には週刊新潮の挿絵や愛媛県にある法然寺の廊下壁画、米倉利紀氏のコンサートにおける舞台ペイントなどの仕事に取り組み、2007年には新潟県の舞子スキー場にてライブ・ペインティングに挑戦するなど、幅広いジャンルで活躍している。
"墨"によるドローイングを得意とし、スピード感のあるタッチが魅力の茂本さん。初画集『NEO BLACK』は、墨絵の魅力とされる情熱的な黒、野性的な黒、躍動的な黒。墨の濃度、筆入れの角度、筆さばきの強弱により無限に変化する魔力的な硬度と美しさが凝縮された渾身作。全点描き下ろしで、感情揺さぶる「官能画」、圧倒的な「筋肉画」、ライブ感溢れる「音楽画」など、バラエティに富んだ内容となっている。
原画展では画集に収録されている原画が展示され、感性を刺激する「墨絵人(すみえびと)」とされる茂本さんの世界を存分に堪能することができる。また、描き下ろしオリジナル作品も販売され、画集のほか会場限定の手ぬぐいやタペストリーなど多数販売する。入場無料。開催中無休で、時間は10時~21時。