ユニデンは6日、車載用の12セグ/1セグ地上デジタルチューナー「DTM400」を発表した。発売は11月7日を予定しており、価格は、4万9,800円。

4万9,800円という低価格ながら、走行時の安定受信を実現する4チューナー×4アンテナに対応した「DTM400」

DTM400は、4チューナー×4アンテナに対応した車載用地デジチューナー。4本のダイバシティアンテナと、4台のチューナーの組み合わせで、移動中でも良好な受信が期待できる(付属のアンテナは2本のみで、4アンテナ構成にするにはオプションのフィルムアンテナが必要となるが、それは他社の製品も同様)。他メーカーでは、4チューナー×4アンテナに対応したチューナーは、デジタルチューナーとしては上級モデルのため、7万円前後で販売されているケースが多い。同製品の4万9,800円という価格には、かなり割安感がある。

同社では、1万9,800円という低価格な家庭用地上デジタルチューナー「DT100-HDMI」を販売しており、「同チューナーを車載できないかというユーザーの要望に応え、低価格な車載モデルを開発した」とのことだ。低価格といっても、D端子出力や、1セグ/12セグの自動切り替え、EPGなどの機能を装備。緊急警戒放送にも対応する。また、移動中に最適な中継局を見つけ出す「中継局サーチ」機能も搭載されている。データ放送には対応していないが、価格を考えると、十分納得できるところだろう。

同社の製品は、同社ショッピングサイト「ユニデンダイレクト」で販売されているが、DTM400は、車載機器であり、取り付け作業も必要なことから、ショップでの販売も行う予定となっている。