ヤマハ系モーターサイクルの輸入・卸販売を行なっているプレストコーポレーションは、ヤマハ車の各2008年モデルの仕様や参考価格を公開した。具体的な入荷日、価格などは各販売店に問い合わせのこと。
現在、国内の大手二輪メーカーは4社あるが、いずれもハイパフォーマンスのモデルはメーカーから国内では販売されず、いったん輸出された後、卸業者や販売店などが輸入し、国内で販売するという、いわゆる「逆輸入」が行なわれている。同社はヤマハ系の輸入業者最大手であり、ここから各販売店にバイクが卸されている。
また欧州や北米など、輸出される国によって仕様が微妙に異なるが、同社が公開したことにより日本で販売される逆輸入車の仕様が確定したことになる。ただ、販売店独自のルートで二輪車を輸入することもあるので、同社とは別の仕様車が販売される可能性もある。もちろんいずれも日本で販売されるモデルは逆輸入車であっても日本の車検を通っており、違法車ではない。
今回、同社が公開した輸入車の仕様は、例えば「YZF-R1」の2008年モデルがカナダ向けの車両で、最高出力131.3kW(179PS)/12,000rpm、乾燥重量177kg、参考価格が138万6,000円、「MT-01」が南アフリカ向け車両で、最高出力66.3kW(90PS)/4,750rpm、乾燥重量243kg、参考小売価格149万1,000円となっている。