ヤマハ発動機は、125ccの空冷・単気筒エンジンを搭載する原付2種スクーター「シグナスX SR(XC125SR)」の2008年モデルとして、フューエルインジェクションを採用した「シグナスX SR FI version」を設定して12月14日より発売する。価格は33万750円。製造はヤマハモーター台湾で行なわれる。
「シグナスX SR FI version」は、「シグナスX」のスポーティバージョンという位置づけ。今回、環境性能と始動性能を向上させるフューエルインジェクション(電子制御燃料噴射システムF.I.)を採用。併せて駆動系のセッティングを変更し、中低速域でのパワーフィーリングを向上させた。定地走行燃費は40.0km/L(60km/h)。
外観では、ポジションランプ一体型ヘッドライトなどシャープなデザインを採用。3段階のイニシャル調整機構を備えたリアサスペンション、強制空冷ファン、ブレーキキャリパー(前)に、レッドのカラーリングが施され、専用カラーリングとグラフィックを採用することでスポーティさを強調した。また、新作のメーターパネルを採用。ボディカラーはブラックとレッドの2色。
乗り心地向上のためシートのクッション厚をアップ。フットボード前面の傾斜角を拡大することで、乗車姿勢自由度も向上させている。
主な仕様は、全長1,855mm×全幅685mm×全高1,130mm、ホイールベース1,295mm、シート高785mm、乾燥重量115kg、空冷・4ストロークSOHC単気筒エンジン、124cm3(ボアφ52.4×ストローク57.9mm)、最高出力7.8kW(11PS)/8,500rpm、最大トルク9.1Nm(0.93kgm)/7,500rpm、セルフ・キック併用式スターター、タイヤサイズ前110/70-12 後120/70-12。