東京タワーは3日、冬の恒例イベントであるクリスマス・イルミネーションの点灯式を行い、AKB48の小林香奈と奥真奈美、イメージガールの遥香らが出席した。

写真左より、奥真奈美、小林香菜、遥香

今年で11回目となるクリスマスイルミネーションでは、都内最大級となる高さ15mの巨大クリスマスツリーが東京タワーの正面エントランスに登場する。11月3日から12月25日の期間で、ツリーにつけられた合計40,000個の電球が光り輝き、来場者を幻想的な光の世界に誘う。

特設ステージで行われた点灯式では、アイドルグループ・AKB48のメンバーとして活躍する小林と奥が登場すると、"アキバ系"のファンたちの声援が東京タワーの下に響き渡った。奥が「今日は展望席に行くことができて嬉しかったです!」と口火を切ると、小林は「私はスケルトンの床みたいなところ(=大展望台「ルックダウンウィンドウ」)に立つと、自分が巨人になったような気持ちになって、とても喜ばしく思いました」と笑顔で語り、ファンは大喜び。

「AKB48最年少11歳の奥真奈美です。よろしくお願いします!」と奥が手を振ると、「おく~~」という司会者もびっくりするほどの応援の声が!

また、発売中のシングル『夕陽を見ているか?』にちなんだ質問として、自分らしくがんばっていることはありますか? という問いに小林は「悲しいときは悲しんで、うれしいときは喜んで、悔しいときは思いっきり悔しむように心がけています」とコメント。奥は「私は頭がそんなによくないので勉強をすることです」と言うと、ファンから「がんばれよ~」と熱烈な声援を受けた。

そして、AKB48の活動と学校との両立は? という問いには「毎日、秋葉原で公演を行ってて、すごく疲れちゃうときがあるんですけど、みなさんのファンレターを読んで、いつも元気になって、毎日心強くなり、(結果)こうして生活させていただいてます」と小林。さらに「(両立は)大変です。でも学校は10月は一度も休まずに出ました!」という奥の発言に、ファンから「おお~っ」という唸り声と拍手が起こる。

東京タワーの位置する港区芝公園に、秋葉原の"空気"が流れ込んだような雰囲気となった会場だが、イルミネーションの点灯が近づくにつれ、緊張感は一気に高まった。そしていよいよ、JAYWALKの中村耕一、エイジアエンジニアのYOPPY、AKB48の小林、奥、武井雅昭港区長、東京タワー・イメージガールの遥香、日本電波塔社長の前田伸氏が、手元のスイッチを押した瞬間、巨大ツリーが40,000個の電球によってキラキラと輝きを放った。

ツリーは群馬・嬬恋村から陸送したモミの木を使用。柔らかい音色を出すウインドチャイム(風鈴)もつけられており、耳でも楽しめる

また東京タワーは、今年も12月1日から25日までの期間で「クリスマス・ライトダウンストーリー」を実施する。これは、毎日20時に東京タワーの電飾がライトダウン(消灯)し、夜空にピンクのハートマークを模った光を浮かび上がらせるというもの。「ライトダウンの瞬間を恋人と一緒に見ると幸せになれる」という都市伝説もあり、人気のイベントだ。