スウェーデンの調査会社Berg Insightは、世界の携帯電話向けTV放送の視聴ユーザーに関する最新調査レポートを発表した。

同レポートによれば、ワンセグなど携帯電話を用いてTV視聴を楽しんでいるユーザー数は、今年半ばの時点で全世界に約5,000万人。その8割を占める約3,800万人は、日本と韓国に集中しているという。携帯電話向け放送ネットワークのインフラ整備に多大のコストを要することが、欧米での利用の出遅れにつながっているようだ。

しかしながら、世界の携帯電話でのTV視聴ユーザー数は、2010年までに1億人を突破し、その後も急速に伸び続け、2012年には1億5,000万の大台に近づくと予測されている。国や地域で異なるデジタル放送規格が採用されているものの、複数規格に同時対応する製品が普及を早めると指摘している。