富士フイルムは、カラフルなカラーバリエーションでスタイリッシュボディの「FinePix Z10fd」と、広角28mm・光学4倍ズームレンズを搭載した「FinePix F480fd」のコンパクトデジタルカメラ2機種を発表した。価格はオープンだが、推定市場価格はFinePix Z10fdが3万円前後、FinePix F480fdが2万5千円前後。両モデルの発売日は11月中旬を予定している。
「FinePix F480fd」は、デザイン性と撮影後の画像通信コミュニケーションに関心が高い10~20代をターゲットにしたモデル。Zシリーズの特長である「スライド式レンズカバー」と薄型のボディを引き継ぎ、新たにラウンド形状とシャープなエッジの組み合わせたデザインを採用している。背面はボタンの数を最小限に抑え、リング上の2つのボタンでシャッターレリーズ以外のすべての操作を可能にした。カラーバリエーションは、ピンク、オレンジ、ライトグリーン、ブラックの4色が用意されている。
撮影後の画像通信機能には、「高速赤外線通信機能」や、640×480か320×240ピクセルにトリミング/リサイズする「ブログモード」、3枚の写真を合成し保存できる「オークションモード」を搭載する。定評のある顔検出機能の「顔キレイナビ」や1画面で100コマの表示する「マイクロサムネイルビュー表示」機能も搭載する。光学式手ブレ補正機能は搭載せず、ブレはISO1600までの高感度撮影と高速シャッターで防ぐ。
有効画素数724万画素の1/2.5型CCDと、光学3倍ズームレンズを搭載。焦点距離は6.3~18.9mm(35mm判換算:38~114mm)。液晶モニターは約15万画素2.5型。xD-ピクチャーカードとSDHC(SD)メモリーカードのデュアルスロットを採用。内蔵メモリーを約54MB搭載し、撮影可能枚数は約200枚(CIPA規格)。サイズは91.2(W)×56.6(H)×18.8(D)mm(突起物を除く)、110g(本体のみ)。
「FinePix F480fd」は、広角28mm・光学4倍ズームレンズと有効画素数815万画素の1/2.5型CCDを搭載したモデル。液晶モニターは23万画素2.7型。被写体ブレや手ブレを軽減する「ブレ軽減モード」を搭載するが、光学手ブレ補正や顔認識機能は搭載していない。
焦点距離は4.6~18.4mm(35mm判換算:28~112mm)。感度はISO100~800。xD-ピクチャーカードとSDHCメモリーカードのデュアルスロットを採用。内蔵メモリーを約12MB搭載し、撮影可能枚数は約150枚(CIPA規格)。サイズは95.6(W)×55.4(H)×23(D)mm(突起物を除く)、140g(本体のみ)。ボディカラーはシルバーとブラック。