米Eye-FiがWi-Fi機能を備えたSDカード「Eye-Fi Card」を米国で発売開始した。SDカードをサポートするデジタルカメラから直接、無線LAN経由でパソコンや写真共有サービスなどに写真を転送できるようになる。価格は、容量2GBのカードが99.99ドルだ。
Eye-Fi Cardは、デジカメとパソコンのケーブル接続や画像の転送作業の手間などを省いてくれる。特に写真共有サービスやブログで、写真を共有・公開しているデジカメユーザーに便利なメディアカードだ。SDスロットを備えたほぼ全てのデジカメで利用可能。IEEE 802.11b/gに対応し、WEP 40/104/128、WPA-PSK、WPA2-PSKなどのWi-Fiセキュリティをサポートする。
無線LANおよびアップロード/ 転送先の設定は、付属のUSB対応のカードアダプターを用いて行う。Eye-Fi Cardを差し込んだカードアダプターを、設定したい無線LANに接続しているパソコンにつなぎ、次にEye-Fi Manegerソフトを使って無線LANやアップロード先のサービスなどのログイン設定をEye-Fiカードに転送する。パソコンと写真共有サービスの両方への転送を設定することも可能。写真共有サービスなどへのアップロードでは、サービスに合わせた写真のリサイズも指定できる。設定完了後、Eye-Fiカードを差し込んだカメラから設定した無線LANへの接続が可能になり、指定したサービスおよびパソコンにカード内の写真が自動送信されるようになる。
サポートするサービスは、KODAK Gallery、Shutterfly、Wal-Mart、Snapfish、Photobucket、Facebook、Webshots、Picasa Web Albums、SmugMug、Flickr、Fotki、TypePad、VOX、dotPhoto、Phanfare、Sharpcast、Galleryなど。Eye-FiソフトウエアはWindows XP/ Vista、Mac OS X v10.3以降に対応する。