JAM Projectとランティスは30日、東京・港区の文化放送メディアプラスホールにおいて緊急記者会見を行った。事前内容は「新声明」とだけ告知され、プレスのほか、抽選で選ばれた個人ブログでJAM Projectの情報を発信している人を招待。会場は立ち見も出るなど、熱気に包まれた会見となった。
会場入りすると、大きなスクリーンに「JAM Project 記者会見」の文字が映し出され、14時ちょうどにメンバーが揃って登場。沸きあがる歓声。そして時がたつにつれ、メンバーのコメントとともに次々と新プロジェクトが発表されていった。
JAM Project。左から福山芳樹、影山ヒロノブ、奥井雅美、松本梨香、きただにひろし、遠藤正明 |
国内ライブツアーの発表!!
2008年2月2日(土)の埼玉・戸田市文化会館を皮切りに、ラストは3月2日(日)の東京・NHKホールと、全国4会場でのライブツアーが決定。ツアーのタイトルは「JAM Project JAPAN FLIGHT 2008 No Border」で、12月16日(日)にチケットの一般発売が開始され、オフィシャルチケットの先行予約は11月5日(月)の12時からとなっている。料金は6,500円。なお、今回はブラジル人のメンバー、ヒカルド・クルーズも参加するとの発表もあった。
松本梨香が国内ツアーの詳細を説明 |
国内ツアータイトルの発表 |
海外への本格的な進出!!
今まで、個人としての海外ライブ活動はあったものの、JAM Projectとしてのツアーは実現していなかった。しかし、世界各国からの要望が強く、2008年の6月から11月にかけてアメリカをはじめ、メキシコ、ブラジルなど大規模なものになるとのこと(現時点での予定)。これについて、メンバーの影山ヒロノブは「これは、かねてからメンバーが強く願っていたものでもある。また、個人の海外ライブツアーにおいて、地元ファンから『JAM Project』として来てほしい、という多数の声から自然に派生したもの」との説明があった。
現在予定されている、海外ライブツアーの開催地 |
初となるオリジナルシングルと新ロゴマークを発表
来年の活動のテーマとして、JAM Projectが掲げたもの……それが「No Border」。つまり、国や肌の色など様々な境界線を越えるということ。その活動のテーマ曲として初のオリジナルシングルを発売するという。「世界中で、いろいろな争いなどがある現実に対して、この"No Border"をテーマとした活動は、たとえ小さな活動でも僕らに与えられた宿命だと思う。そして、僕のこれからの人生において一番の目的としたい」と影山は熱く語った。CD「No Border」は、ランティスより2008年1月23日に発売される。価格は1,200円。
続けて、新ロゴマーク"No Border"というイメージのもと、地球をバックにイメージされた新しいロゴマークも発表された。
思いを熱く語る影山ヒロノブ |
初のオリジナルシングルの発表 |
新ロゴマーク(右)。これまでのロゴマーク(左)も併用していくとのことだ |
他メディアとのコラボ
いろいろなクリエイターの人たちが活動の場としている、ニコニコ動画にソースとしてJAM Projectをアップしていくという構想も語られた。また、レッド・エンタテインメント×グッドスマイルカンパニーのオリジナルフィギュア企画、『シュラキ』の主題歌を担当することもあわせて発表。楽曲は現在製作中とのことで、会場では影山ヒロノブ自らがギターを弾きつつ歌った曲も流された。
オフィシャルサイトのリニューアルも予定
11月半ばあたりにJAM Projectのオフィシャルサイトのリニューアルを予定しているとの発表も。また、同社の代表取締役社長である井上俊次氏が「2000年に『JAM Project』が結成されて、来年で8年目になるが、これからも彼らと一緒に頑張って良いものをお届けしたい」とコメント。会見の終了間際にはメンバーと抽選で選ばれた一般の方からの質疑応答などもあり、なごやかなムードで記者会見は終了した。