本日リコーからコンパクトデジタルカメラ「GRデジタル(DIGITAL)II」が発表されたが、それに合わせ、先代「GRデジタル」向け機能拡張ファームウェアやカスタマイズサービスなども発表された。
先代「GRデジタル」向けのファームウェアはこれで第5弾にあたり、11月22日に無償で公開されるの予定。「GRデジタル II」の発表に伴い、これがGRデジタル向けとしては最後の機能拡張ファームウェアとなる。このファームウェアは「GR BLOG」やアンケートなどを通じて集まったユーザーからの要望に応え、さらにGRデジタル IIで採用された機能の一部をGRデジタルでも可能にするもの。今回の機能拡張ファームウェアで追加された機能を含む使用説明書のダウンロードも可能になる。
拡張される機能は、以下のとおり。(1) 従来の白黒、セピア(機能拡張第4弾で追加)に加え、赤/緑/青/紫などのモノクローム表現を追加。色の濃さ、コントラスト、シャープネスをそれぞれ5段階で調整可能。(2) 外部ファインダー使用時に利用するシンクロモニターオフモード(機能拡張第1弾で追加)時に、液晶モニターに絞り値やシャッタースピードなどの情報のみを表示することが可能になった。(3) フラッシュの光量を1/3EV単位で±2EVまで補正可能に。(4) 近日発売予定のテレコンバージョンレンズ「GT-1」への対応。テレコンバージョンレンズを認識し、EXIFファイルに記録される焦点距離情報を補正し、フォーカス制御も最適化できるようになる。
なお、GRデジタルIIと同時発表されたアクセサリーの価格と発売時期は、ミニファインダー「GV-2」が24,150円、ソフトケース「GC-2」が4,725円で11月22日発売、40mmテレコンバーター「GT-1」が15,750円で近日発売予定としている。
新しいGRデジタルIIにも、先代GRデジタル同様に3種のカスタマイズサービスが用意される。(1) 「レリーズボタンアジャストサービス」は、レリーズボタンを押す際の重さを微調整するサービスで、価格は3,150円。(2) 「AE/AWBアジャストサービスは、「GRデジタルII」を2台以上使用する場合、AE(自動調光)とAWB(オートホワイトバランス)の個体差を近づけるよう微調整する。ただし、先代「GRデジタル」と「GRデジタルII」の間では調整できない。価格は4,200円。(3) 「レンズネームリング交換サービス」は、レンズ鏡胴の 「GR LENS f=5.9mm 1:2.4」 の表記部分をブラック仕上げにするサービス。価格は2,100円。各サービスの受付は、リコー銀座カメラサービスセンター、デジタルカメラサービスセンター、リコー大阪カメラサービスセンターで行なう。