Parallelsは29日(米国時間)、Intel Mac用仮想化ソフト「Parallels Desktop 3.0 for Mac Beta (Build 5540)」をリリースした。対象プラットフォームはIntel製CPUを搭載したMacintoshシリーズ、動作環境はMac OS X 10.4.6以降。
今回のリリースでは、26日に発売開始されたMac OS X 10.5(Leopard)を正式にサポート。Leopardの新機能「Spaces」に対応、Parallels Desktopで動作するゲストOSをフルスクリーンで表示しつつ他のアプリケーションに画面を切り替える、という使い方が可能になった。ただし、Spaces対応は完全ではなく、動作が不安定になるなどの不具合も報告されている。
仮想化エンジンの機能強化も行われ、System Management BIOS(SMBIOS)のサポートと、Window XP/Vistaの動作速度が大幅に改善された。前リリースで実装されたDirectXとOpenGLの描画機能も、性能が向上している。ディスクイメージ管理ユーティリティのParallels Transporterもアップデート、BootCampで使用するパーティションをParallels Desktop用ディスクイメージに変換することが可能になった。
Parallels社では、Leopardの発売開始にあわせ販促キャンペーンを実施中。はじめてParallels Desktopを購入するユーザには20米ドル、アップグレード版を購入するユーザには10米ドルのアップルギフトカードがプレゼントされる。キャンペーンの実施は11月6日まで。