キヤノンシステムソリューションズは、同社のウイルス・スパイウェア対策ソフト「NOD32アンチウイルス」の上位ラインアップにあたる「ESET Smart Security」を11月8日から発売する。パッケージ版の価格は6,800円。2つ目以降のパッケージを追加購入する場合の価格、および「NOD32アンチウイルス」からアップグレードする場合の優待アップグレードの価格はそれぞれ4,800円となる。

また、同一個人、家庭内、法人内での使用に限りシリアル1つで5台までのPCにインストールできる「ESET Smart Security 5PC」を25,800円で発売。優待アップグレードの価格は18,500円となる。ダウンロード版は4,000円で販売され、追加購入価格、優待アップグレード価格はともに3,200円となる。

「ESET Smart Security」

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ESET Smart Securityは、同社の「NOD32アンチウイルス」と同等以上の新種ウイルス検出率を持ち、検出機能を最大限活用してウイルス、マルウェア 、スパイウェア、フィッシング、ルートキットといった脅威からPCを事前に保護する。同社によると、2007年に入ってから猛威を奮っている「Win32/Obfuscated」に代表されるマルウェアは、悪意性を隠蔽するために様々なコードの難読化手法を用いており、検出自体が困難になる傾向にあるという。

同ソフトではこういった検知の難しいウイルス対策として新種に対しては仮想的にウイルスを動作させて有害性の有無を検知する「アドバンスヒュースティック機能」、新種の亜種に対しては「ウイルス定義データ」と「遺伝子技術」とも呼べるプログラムコードのパターン解析を用いる。これらの技術によって、インターネット上に新種ウイルスが発生してから定義ファイルが提供されるまでの間のリスクを最小限にすることを可能としている。

その他、ウイルス・スパイウェア対策以外にネットワーク通信の監視、許可・遮断などが可能となる「パーソナルファイアウォール機能」、同社独自の迷惑メール対策エンジンを用いた「迷惑メール対策機能」を新たに追加。バックグラウンド検査機能も強化され、パソコンに対する負荷を意識することもほとんど無いレベルまで軽快な動作を実現しているという。