ボルボ・カーズ・ジャパンは、ボルボ・エステート(ワゴン)の主力モデル「V70」、およびV70をクロスカントリースタイルに仕立てた「XC70」を7年ぶりにモデルチェンジし、11月1日より予約受付を開始する。価格は575万円から750万円(一部モデル価格未定)。
ボルボ「V70」はワゴンブームの先鞭となったモデルで、今回のモデルチェンジで3世代め。全体にワイド化が進められ、後席レッグルームや積載容量が拡大。併せてよりラグジュアリー感を高めた。
新しいボルボV70では6気筒エンジンが搭載されたが、このコンパクトな直列6気筒エンジンはフロントに横置きされる。このため十分なクラッシャブルゾーンや室内空間の確保に貢献しているという。6気筒エンジンは175kWの3.2L(リッター)自然吸気と210kWの3.0L+ターボの2種類。そのほかに直列5気筒2.5L+ターボ(147kW)も選択できる。
ボディは先代よりも頑丈になり、ねじれ剛性で15%向上。スリップなどを制御する機構も搭載する。定評のある安全性もさらに強化され、むち打ち防止システム、側面衝撃吸収システム、デュアルモード・エアバッグ、車間・追突警告装置などを装備する。また安全のためドライバーへの関与も積極的に行ない、ドライバーの注意力が低下したと判断した場合に警告を与えたり、明確な理由無しに車線を逸脱した場合に注意を喚起する装置も用意される。また、後部座席に座る子供の安全性を確保するため、改良型の側面衝撃吸収システム、世界初となる2段調整式インテグレーテッド・チャイルド・クッションなども装備する。
クロスカントリースタイルの「XC70」は、V70と同様のボディ・装備に加え、アクセルやブレーキ操作を必要とせず、急な下り勾配で7~10km/hにコントロールする装置などを装備。またV70はFFと4WDが選択できるが、XC70は4WDのみ。エンジンは3.2L自然吸気が組み合わせられる。