プロパティファイルの利用
先ほどのように、コマンドラインで毎回決まった情報を打ち込むのはかなり面倒だ。その労力を軽減するため、LiquiBaseにはコマンドを実行したディレクトリ内に「liquibase.properties」という名前のファイルがあった場合、自動的に読み込んでくれるという機能がある。
コマンドラインで指定していた各種情報を、以下のように「liquibase.properties」にまとめてしまおう。
driver=com.mysql.jdbc.Driver
classpath=lib\\mysql-connector-java-5.0.7-bin.jar
changeLogFile=db_changelog.xml
url=jdbc:mysql://localhost/dev
username=shumpei
password=*****
そうすると、発行するコマンドは非常に簡潔になる。
> liquibase migrate
次ページ以降の説明は、liquibase.propertiesが存在するという前提で進めることとする。
ここまでのまとめ
以上で、LiquiBaseを使用する大まかな流れの説明は終わりだ。ここまでの内容をまとめてみよう。
- LiquiBaseはコマンドラインプログラム (liquibase) を用いて操作できる
- LiquiBaseを用いてスキーマの管理を行うには、チェンジログを記述したXMLファイルが必要
- チェンジログの内容をDBに反映するには、サブコマンド「migrate」を使用する