ワコムは25日、プロフェッショナル・グラフィックス向け液晶ペンタブレット「Cintiq」の新製品として、12.1インチワイドサイズのWXGA(1,280×800ドット)液晶ディスプレイを搭載した「Cintiq 12WX」を発表した。価格はオープンだが、予想実売価格は13万9,800円。同社オンラインショップ「ワコムストア」で予約を開始し、11月16日に発売される。
Cintiq 12WXは、21.3型液晶ディスプレイを搭載した「Cintiq 21UX」と比較して12.1インチワイドとコンパクト、かつ薄さ17mmと薄型ながらも、1024レベルの筆圧機能、60レベルの傾き検出機能といったハイエンドペンタブレットシステム「Intuos3」シリーズの高度なタブレット機能を利用できるのが特徴。表示面のガラスとその周縁部に段差がないフラット構造となっているため、紙に直接書き込むかのような直感的かつ違和感の少ない作業が可能だ。
また、画面両サイドに合計10個のファンクションキー「エクスプレスパッド」を設置して複数のディスプレイ切り替えやショートカットをワンタッチで実行できるほか、ファンクションキー外側のトラックパッドでは画面の拡大縮小やスクロール、ブラシサイズの変更などが行える。
本体サイズは405.2(W)×269.7(D)×17(H)mm、重量は1.8kg。液晶パネルの仕様は、画素ピッチが0.204mm、表示可能色数が1,677万色フルカラー、最大輝度が180cd/平方メートル、コントラスト比が600:1、視野角が水平・垂直共に170度、チルト角度が30/65/90度(65度と90度でペン入力可能)、インターフェイスがDVI-I。タブレットの仕様は、読取り可能範囲が261.12×163.2mm、読取り分解能が最高0.005mm、読取り精度が±0.5mm、読み取り可能高さが5mm、読み取り速度が最高133ポイント/秒、インタフェースがUSB。
対応OSは、Windows 2000 / XP / Vista、Mac OS X 10.3.9以降。Mac OS X Leopardにも対応予定となっている。