ダイキン工業は、ルームエアコン「うるるとさらら(Rシリーズ)」の2008年度モデルを発表した。ラインナップは冷房能力2.2kW(6畳用)から冷房能力7.1kW(23畳用)までの8機種。発売は11月29日で、価格はオープン。推定市場価格は、冷房能力2.8kWのAN28JRS-W(H)で22万8,000円前後、冷房能力4.0kWのAN40JRP-W(H)で24万8,000円前後。

加湿だけでなく、気流のコントロールによりさらに省エネ性能をアップした2008年度モデル「うるるとさらら(Rシリーズ)」

同じ室温でも、湿度が上がれば体感温度はアップする。また、足元に温かい空気を送り込むと、やはり体感温度はアップする。同社のうるるとさららと言えば、ルームエアコンとしては唯一の加湿機能付きモデルだが、2008年度モデルでは、今までの温度制御+加湿機能に気流制御を加えることで、暖房時に、室温をあまり上げなくても快適な体感温度を実現する「快適エコ運転」を最大の特徴としている。同社によると、うるるとさららで加湿暖房を行った場合、暖房機能のみのエアコンよりも低い室温で、同じ体感温度を実現できるため、加湿機能で消費する電力を加えても、最大で50%の省エネになるという。この運転は、リモコンの「快適エコ」ボタンを押すだけで設定可能だ。

もちろん、使い続けた際の省エネについても、フィルターや、内部の自動クリーニング機構の搭載により対応。フィルター掃除ユニットは、動作時の騒音が23dBという「おとなしフィルター掃除ユニット」だ。

加湿機能は、室外機から外気に含まれる水分を吸収して、室内に放出する方式をとっており、水タンクなどは必要としない。新開発のハイキャッチゼオライトの搭載により、加湿能力も750ml/hと、加湿専用機並みに強化されている。

2008年度モデルのうるるとさららには、「快適エコ運転」を行うと、「エコポイント」が貯まっていくという、面白い機能(?)も搭載されている。このエコポイントを10ポイント貯めると、同社が、ユーザーの代わりに、植樹活動などを行うという。具体的な活動内容については、現在NPO団体などと協議中とのことだ。なお、貯まっているポイントはリモコンの液晶ディスプレイで確認することができるが、常に「快適エコ運転」を行っている場合、だいたい1年半~2年程度で、10ポイントになるとのことだ。