新機能を説明するアドビシステムズ マーケティング本部の船越美樹氏

アドビ システムズは10月19日、Windowsに対応した画像編集ソフト「Photoshop Elements 6」、ビデオ編集・DVD作成ソフト「Premiere Elements 4」の日本語版の発売を開始。製品説明会が開催された。

製品コンセプトは、直感的な操作性、楽しくなる作品づくり、簡単で効果的な見せ方の3点。専用サイトで情報配信していく。

なお、Photoshop Elements 6、Premiere Elements 4とも価格は以下のようになっている。

  • 通常版: パッケージ製品は価格1万4,490円、ダウンロード価格(アドビストア)は1万3,800円
  • 乗換え・アップグレード版: パッケージ製品は価格1万290円。ダウンロード価格(アドビストア)は9,800円
  • アカデミック版: パッケージ製品は7,140円、ダウンロード価格(アドビストア)は6,800円

また、両ソフトがセットになった「Photoshop Elements 6 & Premiere Elements 4」の価格は以下の通り。

  • 通常版: パッケージ製品が価格2万790円、ダウンロード価格(アドビストア)が1万9,800円
  • 乗換え・アップグレード版: パッケージ製品が価格1万5,540円で、ダウンロード価格(アドビストア)が1万4,800円
  • アカデミック版: パッケージ製品が価格1万290円で、ダウンロード価格(アドビストア)が9,800円

「Photoshop Elements 6」

新しくなったインタフェース。右側にあるワークエリアで必要な機能を提供している

高度な画像編集機能、直感的な使い勝手を実現、簡単に高品質な作品作りを楽しむことを重視している「Photoshop Elements 6」。写真の整理から編集や作品づくり、公開までを効率よく進められるように新インタフェースの採用している。ウィンドウ右側のワークエリアによく使う機能を集めることで、直感的な使い勝手と高品位な作品づくりを実現した。

画像編集機能として、集合写真の編集機能を強化。同じアングルから撮影した複数の集合写真の中からベストな状態のものを取り出し、全員が前を向いて目を開けているようなよい表情の1枚の集合写真に仕上げてくれる。また、複数の写真を水平か垂直につなぎ合わせて1枚のパノラマ写真を作る機能も強化。つなぎ目が分からないほどの仕上がりを実現している。このほか、画像をなぞるだけで範囲選択ができる「クイック選択」、不要な部分を簡単に除去できる「修復ブラシ」機能を強化している。

複数の写真から一番よいところだけを合成して集合写真を作っているところ

複数の写真を組み合わせて作ったパノラマ写真。自然な雰囲気となっている

新たにフォトブック機能を搭載。プロがデザインしたテーマを選んで、そこに画像をドラッグ & ドロップするだけでPCで見られるフォトブックを作成でき、そのまま印刷を注文できる。

フォトブック機能で作ったデータはそのまま印刷注文できるようになっている

画像の整理用として、スマートアルバムを新たに搭載。「Photoshop Elements 6」で管理している画像から、名前、撮影日、キーワード名札、重要度など複数の条件を設定するだけで、該当する写真をアルバムに収集できる。

スマートアルバムを使えば、管理している画像の中から必要なものだけを集めたアルバムが作れる

「Premiere Elements 4」

ビデオ編集が初めてのユーザーでも、見ごたえのあるビデオ作品を数分で制作、公開できる「Photoshop Elements 6」。ビデオカメラだけでなく、デジタルカメラや携帯電話から取り込んだ画像や映像を管理できる機能を搭載。「Photoshop Elements 6」と同様に、キーワード名札や重要度を付けて整理できるようになっている。

編集からメニュー作成、書き出しまでの必要な機能をワークエリアに集約。ステップバイステップで映像編集が効率的に進められる。また、ムービーテーマを選んで映像を設定すれば、自動的にビデオ作品を作れる機能も搭載した。完成したビデオ作品は、Blu-rayや携帯電話だけでなく、動画投稿サイトYouTubeにアップロードできる。

右側のエリアからアイコンを選ぶだけでエフェクトがかけられる

もちろんテキストも追加可能