ホンダは、電子制御燃料噴射システム「PGM-FI」と排気ガスを浄化する触媒装置を搭載した原付スクーター「ディオ」とフロントに大型バスケットを搭載した「ディオ チェスタ」を30日より販売する。価格はディオが15万4,350円、ディオチェスタが16万1,700円。
「ディオ」と「ディオ チェスタ」は、空冷4ストローク単気筒50ccエンジンを搭載した原付スクーター。今回、優れた始動性やスムーズな走行に寄与する電子制御燃料噴射システム「PGM-FI」を搭載したほか、マフラー内に触媒装置(キャタライザー)を搭載することで、「平成18年国内二輪車排出ガス規制」に適合した。最大出力は3kW(4.1PS)、最大トルクは3.7Nm(0.38kgm)/7,500rpm。燃費は73km/L(30km/h定地走行テスト値)で、従来モデルに比べ約12%向上させ、CO2排出量も削減しているという。
「ディオ」は制動時の安心感を高める前後輪連動ブレーキや、大容量22L(リッター)のシート下メットインスペース、小物を収納できるフロントインナーボックス、盗難抑止に効果的なシャッター付きのキーシリンダー、オプションのUロックを固定できるリアキャリアなどを装備する。また今回の変更ではボディ側面のロゴが新しくなり、ボディカラーは新色のパールコットンアイボリーとアンタレスグリーンメタリックを含む計5色となった。
「ディオ チェスタ」は、連動ブレーキやメットインスペースはディオと共通だが、フロントに容量24Lの大型フロントバスケットと、バスケットから荷物の飛び出しを防ぐ収納式シャッターを備える。バスケットはボディ色に合わせたカラフルなもの。また、フロントバスケットに荷物を入れた際、ライトを遮らないようにヘッドライトはバスケット下に設置されている。カラーは新色のパールコットンアイボリーを含む計3色が用意される。
両モデルの主な仕様は、全長1,720mm×全幅630mm×全高1,020mm、ホイールベース1,180mm、シート高695mm/690mm(チェスタ)、車両重量81kg/84kg(チェスタ)、空冷4ストロークOHC単気筒エンジン49立方センチメートル、最高出力3.0kW(4.1PS)/8,250rpm、最大トルク3.7Nm(0.38kgm)/7,500rpm、エンジンスターターはセルフ式(キック併設)、タイヤサイズ前後80/100-10。