ヴァージン アトランティック航空は11月2日、イギリスのロンドン・ヒースロー空港(以下、ヒースロー空港)のターミナル3同社チェックインエリアにて、迅速なチェックイン手続きを実現する設備「アッパークラスウィング」をオープンすることを発表した。

同設備は、イギリス空港(BAA)が約2,400億円となる10億ポンドをかけて実施するヒースロー空港ターミナル3改築計画の一端。11月2日オープン時の利用対象者は同社のビジネスクラスとなる「アッパークラス」利用者、および同社マイレージプログラム「フライングクラブ」ゴールド会員となる。これにより、同社専用の優先出国審査「ファストトラック」、セキュリティー設備を通過し、ターミナル内出発ラウンジに到達するまでの時間を大幅に短縮するという。また2007年内には、同社チェックインエリア全体の改装工事が完了するとし、工事完了後は、プレミアムエコノミー、エコノミークラス利用者も効率のよいチェックインが可能となるとしている。

なお、同社ではアッパークラス利用の際に、ロンドン市内とヒースロー空港を運転手つきの車で無料送迎するサービス「ショーファーカー送迎サービス」にて、車中でチェックイン手続きができる「ドライブスルーチェックイン」が利用できる。ドライブスルーチェックインを利用すると10分弱でチェックイン手続きが完了するとしている。