東芝は17日、家電商品の新コンセプト「ecoスタイル」を発表した。発表会には、同コンセプト広告イメージキャラクターの阿部寛、天海祐希が出席し、人にも地球にも優しい同社製品をアピールした。

イメージキャラクターの阿部寛と天海祐希。2人とも普段から「マイ箸」を持ち歩くなどエコに取り組んでいるという

東芝 代表執行役社長 西田厚聰氏

東芝 執行役専務 横田親廣氏

「ecoスタイル」とは、家電商品を使って快適に暮らしながら、環境に配慮できるライフスタイルを提案するコンセプト。家庭におけるCO2排出量が増加傾向にあることから、同社では商品ライフサイクルにおいて、環境負荷比率が高い「使用時」を中心として、省エネ、節水などによる「地球温暖化の防止」や軽量化やリサイクルに取り組む「資源の有効活用」、有害物質を使用しない「化学物資の管理・削減」などの活動に力を入れていくという。

東芝コンシューママーケティング 取締役社長 小野聰氏

主な商品のCO2削減例

これまでも、乾燥時の冷却水が不要で節水ができる洗濯乾燥機「ヒートポンプエアコンハイブリッドドラム」や形は電球で中身を蛍光灯とすることで省エネを実現した「ネオボールZリアル」など環境調和型の家電製品を生み出してきた同社。「環境問題に取り組むことはトレンドではなく、いまや使命である」(横田氏)との想いから、ものづくりのコンセプトとしても、環境・省エネを最重要視していき、今後も家庭内でのCO2削減・省エネ達成に貢献できる家電製品を、「ecoスタイル」というメッセージとともにコンシューマにアピールしていきたいとしている。

また、製品の価値と環境影響を総合的に評価する「ファクターT」という指標を採用し、常に従来品と比較し、より環境効率の高い製品をつくりだしていくとしている。

洗濯好きの阿部。TVCM撮影時には最新の洗濯機技術の進歩に感動したという

「保温してもお米が黄色くならないのがいい!」と、真空圧力炊きの同社炊飯器の使い心地を語る天海