国立西洋美術館では30日より、名画と光を融合させたライトアップイベント「『光彩時空'07』―光はミュージアムから―」を開催する。期間は11月4日まで。

名画イメージパース : 石井幹子デザイン事務所 制作

スペシャルライトアップは、総合プロデュースに日本を代表する照明デザイナー石井幹子氏を迎え、同館が所蔵するルノワールの「帽子の女」やモネの「睡蓮」、ゴッホの「ばら」といった名画を、同館前庭の建物壁面に映し出すという。開催時間は毎日17時~20時30分で、17時40分より絵画のライトアップが始まる。料金は無料。

名画は以下の順番で映し出される。
時間 作品 画家
17:40~ 「サン=トロペの港」 ポール・シニャック
18:10~ 「陽を浴びるポプラ並木」 クロード・モネ
18:40~ 「睡蓮」 クロード・モネ
19:10~ 「帽子の女」 ピエール=オーギュスト・ルノアール
19:40~ 「ばら」 フィンセント・ファン・ゴッホ

また、印象派時代の音楽を管楽器で生演奏するイベント(無料)も開催。毎日17時30分~19時40分までで、5回に分けて2階テラスや本館ピロティ前などで演奏する。さらに屋内コンサートとして、毎日20時から管楽アンサンブルコンサートを実施する。曲目としては、C.グノー「小交響曲より」と、R.シュトラウス「13管楽器のためのセレナーデ」を予定している。場所は地下2階の企画展示ロビーで、屋内コンサートのみ鑑賞には常設展、または企画展観覧券が必要となる。