あなたはMr.ビーンを覚えているだろうか? 変な顔、癖のある表情、セリフなしの奇妙な動き、そして、あくまでもばかばかしい爆笑ギャグ。約10年前、こんな強烈なキャラクターで、本国のイギリスだけでなく、日本をはじめ世界中の人々に愛されたヘンな英国紳氏Mr.ビーンが、来年のお正月に帰って来る。10年ぶりの劇場シリーズ第2弾『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』がついに日本公開されるに至ったのだ。1作目のビーンはアメリカを大混乱に陥れたが、10年ぶりの新作ではフランスのパリ、そしてカンヌを訪れ、またもや大騒動を巻き起こす。

おかえり、Mr.ビーン!
(c) Universal Pictures. 2007 The unit photographer is Giles Keyte

1990年にスタートしたイギリスのTVシリーズ『Mr.ビーン』は、全世界94カ国で放送され世界的な人気番組へと成長、日本でも1996年に放送がスタートした。1997年には劇場用長編『ビーン』も制作され、日本公開時は主演のローワン・アトキンソンも来日し、CM出演まで果たすなど一大ブームに。ちなみに、この作品は、全世界興行収入2億6千万ドルというハリウッド大作並みの大ヒットを記録した。

主演のビーン役は、おなじみ"英国のヘンなおじさん"、ローワン・アトキンソン。写真を見ていただければおわかりかと思うが、10年ぶりにも関わらず、良くも悪くもまったく変わらないルックス! ビーンと旅をする少年にマックス・ボルドリーが、そして2人の珍道中に同行する新人女優、サビーヌを『恋愛睡眠のすすめ』のエマ・ドゥ・コーヌがキュートに演じる。またカンヌ映画祭グランプリを目指す映画監督クレイ役には、名優ウィレム・デフォー。サブキャラも、かなり豪華だ。スタッフには製作総指揮のリチャード・カーティス以下、シリーズスタッフが再結集。監督は本作でデビューする新鋭スティーヴ・ベンデラック。

豪華なのはキャストだけではない。今作では、カンヌ映画祭主催者の特別許可により、史上初、本当の映画人たちがレッド・カーペットを歩くシーンがクライマックス・シーンとしてカメラに収められている。レッドカーペットを歩くセレブ達と、ビーンとの絡みも期待大です。公開以来、全世界32カ国で初登場No.1を記録した『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』。日本でも新たなビーン・ブーム再燃か?

お正月第2弾、日比谷みゆき座ほか全国ロードショー。配給は東宝東和。