シンタックスジャパンが取り扱うRME社の新製品が、AESニューヨークコンベンションにて発表、および公開された。

RMEブランドのオーディオインタフェースやI/Oボックスをノートパソコンで高速に利用できるExpressCard「HDSPe ExpressCard/34」

「HDSPe ExpressCard/34」はノートパソコンでRME社の「Multiface AE」「Multiface」「Digiface」「RPM」といったオーディオインタフェースやI/Oボックスを利用可能とするExpressCard。PCMCIAバージョンである「HDSP CardBus Card」と同等の機能を備えて、ExpressCard/34規格に準じた製品だ。価格はオープン。

RME独自のハイスピードシリアルオーディオデータバスを搭載しており、Digifaceなどと組み合わせることにより、ノートパソコンでさらにハイスピードな環境を構築できる。独自のゼロウェイトバスマスターテクノロジとドライバにより、低レイテンシ時でもCPUに対する負荷が低く、ホストアプリケーションの動作へ負担をかけることがないのが特徴だ。またフラッシュ・アップデートテクノロジにより、ファームウェアを更新することで新機能の追加や修正も可能となっている。

対応環境はWindows XP/VistaおよびMacで、ドライバはMME、GSIF、ASIO2.0、CoreAudioに対応している。

従来製品をさらに高精度化した高品位マイクプリアンプ&24bit/192kHz ADコンバータ「OctaMic II」

「OctaMic II」は8チャンネル/24bitADコンバータを備えた高品位マイクプリアンプ。前モデルである「OctaMic-D」をさらに高精度化し、低い歪みと低ノイズ、優れた周波数特性を実現したという。各チャンネルにはフェイズ・ローカット・ファンタム供給スイッチを実装し、ADコンバータにはRME独自のジッター抑制機能「SteadyClock」を搭載、アナログ環境だけでなくデジタル環境でもその性能を発揮する。