極薄コンパクト、ワンセグ視聴、ステンレス仕上げ……。最近の携帯電話は機能やスタイルで何かしらの新しさを追求しているものばかり。このような最新ケータイがあふれる中で先日発売されたau「W53S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)は、一見するとオーソドックスなスタイルの普通のケータイでしかないように思えた。ソニー・エリクソンがと得意とする着せ替えパネルは対応しているものの、本体自体はとてもシンプルなデザインとなっているからだ。ただ一点を除いて。
その一点がジョグダイヤル「+JOG」。そう、2005年初頭に登場した「A1404S」以来、ソニー・エリクソン製au端末として、ジョグダイヤルがついに復活したのだ。
これまでに使ったことがある人なら分かると思うが、ジョグダイヤルはサイトやメールの閲覧時に画面をスクロールさせるのにちょうどいい。上下にサクサクと動く感じが、とても心地よく、復活を望む声は多かった。その懐かしいジョグダイヤルがさらに使いやすくなり、懐かしさと心地よさが融合した端末「W53S」として帰ってきたのだ。
サブディスプレイとして、128×36ドットの有機EL液晶を採用している |
今回紹介している「W53S」のカラーリングは、「ターコイズブルー」。このほか鮮やかなピンク色をした「フロストピンク」、黒を基調にした「マットブラック」がある |
先にも書いたが、「W53S」の外観で目立つのは着せ替え用の「Style-Up パネル」。ソニー・エリクソンオリジナルパネルから世界的なトップクリエイターの作品、東京コレクションとのコラボレートパネル、ディズニーのキャラが描かれたものまで、好みや気分にあわせて100種類もの中から選んで着せ替えられる。