Sony Ericsson Mobile Communications ABは11日、2007年度第3四半期(2007年7 - 9月期)における、連結業績概要を発表した。

今期の同社の携帯電話端末の販売台数は前年同期比31%増の約2,600万台。売上高は31億800万ユーロとなり、前年同期比7%の増加となった。税引前利益は3億8,400万ユーロで、好調だった前年同期に対して11%の減少となった。また、純利益は2億6,700万ユーロを計上した。

同社では、今期において当初の想定どおり、普及価格帯、および中位価格帯の製品ラインアップを拡充。その結果、同社端末の平均販売価格は120ユーロに低下した。また、今期は「ウォークマン携帯電話」ならびに「サイバーショット携帯電話」が北米、中南米、西欧で好調で、市場におけるポジションを強化した。そのほか、すでに発表されているインドにおける端末製造および研究開発活動や、仏Sagemと合意済みの研究開発ライセンスも予定どおり進捗しているという。

同社では、2007年の世界携帯電話端末市場の規模を11億台超と推測。今期における同社の世界市場シェアは、前年同期比約1ポイント増の9%になった。