日本電気は15日、米Linden Labが運営する3D仮想世界「セカンドライフ」において、金融機関向けの総合的なチャネルソリューション展開の一環としてプロモーション活動をN&J金融ソリューションズと共同で開始した。
金融機関向けのバーチャルショールーム |
仮想銀行店舗 |
同プロモーション活動は、セカンドライフ内に金融機関向けの専用エリアを確保して、金融機関向けのバーチャルショールームや仮想銀行店舗を開設するというもの。セカンドライフユーザーは、「アバター」と呼ばれる3Dキャラクターを操作してこれらのバーチャルショールームや仮想銀行店舗を訪れ、3Dグラフィックスによる展示などを仮想的に体験できるという趣向だ。さらに、セカンドライフ内の仮想銀行店舗と実店舗、既存ホームページの連動や行員派遣によるテストマーケティング・相談業務などにセカンドライフを活用する可能性の検証も同時に行われる。
また、両社は金融機関のセカンドライフ参入にあたっての支援ビジネスの展開も準備中だ。なお、日本電気が提供するソリューション事例は、10月17、18両日に東京国際フォーラムで開催される「FIT2007」のNECブースにて公開される。