ハイ・リゾリューションは音楽制作ソフト「Ableton Live」シリーズの最新バージョン「Ableton Live 7」を年内に発売すると発表した。

オーディオエンジンの強化など、核となる部分が大幅に向上した「Ableton Live 7」

Ableton Liveは、このシリーズ特有でライブパフォーマンスにおいても活用される「セッションビュー」、一般的なDAWソフトに似た「アレンジメントビュー」という2種類のメインウィンドウを備える音楽制作ソフト。メジャーバージョンアップとなるLive 7では64bitミキシング処理を可能としたオーディオエンジンの刷新、MIDIエンジンの再構築、最新のメモリマネジメント技術の導入、新しいコンプレッサの搭載、サイドチューン機能、64bitモードEQやスペクトラムアナライザの搭載といった点が進化している。またREXファイルへの対応やオートメーションのマルチ表示/編集といった機能も追加されているが、これはユーザーからのリクエストを取り入れたものだという。

そして新しいビート製作ツールとして「ドラムラック」を搭載。ドラムパッド・インタフェースやパッド単位のインストゥルメント/エフェクト、専用のミキシングバスなどを備え、ドラッグ&ドロップによって簡単操作を実現している。

またLive 7に加えて「Sampler」「Operator」「Electric」「Tension」「Analog」「Drum Machines」「EIC 2(Essential Instrument Collection 2)「Session Drums」と」8種類のAbletonのソフトウェア・インストゥルメントをバンドルしたパッケージ「Ableton Suite」も用意される。

対応OSはWindows/Mac両対応で、Windows XP/Vista、Mac OS X 10.3.9以上(10.4以降推奨)。価格は未定となっている。

また2007年10月1日以降に「Live 6(フルバージョン、アップグレード、OEMアップグレード)」を購入し、2008年1月31日までにアンロックを行ったユーザーに対しては、Live 7への無料ダウンアップグレードサービスが提供される。