米Motorolaは10月11日(現地時間)、音楽携帯の「MOTO U9」やRAZR2のスペシャルエディションを含む携帯電話新製品9機種を発表した。MOTO U9は折りたたみ型筐体の外面にLED型タッチスクリーンを配置することで、筐体を開かずとも音楽プレイヤーを操作できる点が特徴となっている。また新型RAZR2はLuxury Editionと銘打った特別版で、18金プレートを外装に使って特殊な表面仕上げを行うなど、その名の通り豪華さや高級感を持たせた製品となっている。
MOTO U9
音楽携帯のMOTO U9の最大の特徴は外部ディスプレイで、OLED(有機EL)ベースのスクリーン上に演奏中の曲情報やスクリーンセーバーを表示し、タッチ式の操作パネルを介してフリップ型の筐体を閉じたままで音楽プレイヤーの操作が可能だ。本体内蔵の25MBメモリに加え、microSDカードを用いて最大4GBまでストレージ容量を拡張できる。楽曲の管理と同期はWindows Media Player 11で行う。
GSM/GPRS/EDGEのクァッドバンド通信をサポート。Bluetooth周辺機器に対応する。また200万画素のカメラを内蔵し、動画のキャプチャも可能。提供開始時期は2007年第4四半期で、アジア、南米、欧州地域から提供が始まる。
RAZR2 V8 Luxury Edition
年末商戦に向けて投入される同社フラッグシップRAZRシリーズの最新版。薄型筐体にメディア再生機能といった従来のRAZR2の特徴そのままに、外装に高級感を持たせた特別版だ。ブラックの筐体に18金プレートをアクセント代わりに埋め込んだデザインとなっており、表面のソフト仕上げやヘビの表皮模様を再現したエンボス状の表面加工など、ブランド品を強く意識している。価格や提供地域についての詳細は公表されておらず、2007年第4四半期より特定地域のキャリア向けに順次提供が開始されることになりそうだ。
Motorola Wシリーズ
普及価格帯のボリュームゾーンを狙った製品シリーズ。折りたたみ型筐体のW377のほか、ストレート筐体のW213/206/180/175/160/156の計7製品が新たにラインナップされている。全製品にFMラジオの受信機能が内蔵されているほか、上位機種にはMP3ベースの着信音設定機能が用意されている。