日本ヒューレットパッカード(日本HP)は、パーソナルワークステーションのエントリーモデルとして、AMD Opteronを搭載した「HP xw4550/CT Workstation」(以下、xw4550)を10月11日から、Core 2 Duo搭載の「HP xw4600/CT Workstation」(以下、xw4600)を11月5日から発売する。価格は、xw4550が10万5000円から、xw4600が13万8075円からとなっている。
両製品は、同社の「プロ・クオリティ戦略」に基づき、ワークステーションならではの専用設計をはじめ、専用サポートグラフィックスや最適化ツール、熱対策などプロユーザーを想定した製品設計を採用。電源変換効率が80%以上の基準を満たす製品にのみ与えられる「80PLUS」認証を取得した電源ユニットを搭載。安定した電力供給によるシステムの安定性と、省電力化によるコスト削減を実現している。
また、MCAD(メカニカルCAD)や3D CGを扱うDCC(Digital Contents Creation)などの主要ソフトウェアベンダから、動作保証の認証を取得。ワークステーション専用窓口による電話サポート、全国のサービス拠点からサービスマンが訪問し修理を行う3年間のオンサイト保証も標準提供している。
「HP xw4550/CT Workstation」
xw4550は、CPUとしてAMD Opteron 1212 (2.00GHz)またはOpteron 1216 (2.40GH)を選択可能。メインメモリとして1 / 2 / 3 / 4GBを搭載可能となっている。グラフィックス機能としては、AMD 690Gチップセット内蔵のATI Radeon X1250、NVIDIA Quadro NVS 290、NVIDIA Quadro FX 370 / 570 / 1700のいずれかを選択できる。
ストレージとしては、約80 / 約250 / 約500GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを内蔵できる。USB 2.0×10、LAN機能(10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T)を搭載する。
OSとしては、Windows Vista Business、またはWindows Vista Business ダウングレード(Windows XP Professional 32ビット版)がプリインストールされる。
「HP xw4600/CT Workstation」
xw4600は、CPUとしてはCore 2 Duo E6550(2.33GHz) / E6850(3.00GHz)を搭載可能。チップセットとしてはIntel X38 Expressを採用している。メインメモリとして512MB、1 / 2 / 3 / 4 / 8GBを搭載可能となっている。またグラフィックス機能として、NVIDIA Quadro NVS 290、NVIDIA Quadro FX 370 / 570 / 1700 / 3500のいずれかを選択できる。
ストレージとしては、約80 / 約250 / 約500GB(SATA)、また73/ 146 / 300(Serial Attached SCSI)のHDD、DVDスーパーマルチドライブを選択可能。USB 2.0×12、IEEE1394×3、LAN機能(10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T)を搭載する。拡張スロットは、PCI×3、PCI Express 2.0 x16 ×2、PCI Express(x8 メカニカル、x4 エレクトリカル) ×1、PCI Express x1 ×1。
OSとしては、Windows Vista Business(32 / 64ビット)、またはWindows Vista Business ダウングレード(32 / 64ビット、Windows XP Professional 32/ 64ビット版)がプリインストールされる。
キャンペーン開催
なお日本HPは、10月24日から12月25日まで、「HP xw4550/CT Workstation 七福神 福禄寿祭りキャンペーン」を実施。AMD Opteron 1212(2.0GHz)、メモリ1GB、約80GBのHDDなどを搭載したHP Directplus最小構成モデルを7万8750円で提供する。
同様に11月5日から12月25日まで、「HP xw4600/CT Workstation 七福神 布袋祭りキャンペーン」を実施。Core 2 Duo E6550(2.33GHz)、メモリ512MB、約80GBのHDDを搭載したHP Directplus最小構成モデルを9万9750円で提供する。各モデルともカスタマイズ可能で、カスタマイズの内容により価格は変動する。