パルコ・ロゴスギャラリーと日月堂は12日より、渋谷パルコ パート1のB1Fにて「2007.東京.町工場より‐機械部品と工具の展示即売‐」を開催する。期間は22日までとしており、会期中は無休。開催時間は10時~21時まで、最終日のみ17時にて終了となる。入場料は無料。

(C) 2007 PARCO CO., LTD. / 古書日月堂

2007年3月に『工場萌え』(東京書籍)が刊行されるなど、近年話題となっている"廃墟ブーム"。同展はそういったブームを背景とし、解体直前の町工場で撮影した総数およそ300カットに上るデジタル写真を展示する。さらに、一般に向けて実際の工場で使われていた機械部品や工具を販売するという。販売商品として、ベンチやレンチ、金槌といった工具や、ギア、歯車など機械部品の一点もの、工場・廃墟関連の写真集・古書が用意されている。

同展企画者であるパルコ・ロゴスギャラリーと日月堂は、過去に「ムラカミ家のモノに見る昭和史」、「印刷解体」展などを企画し、失われていくものの中から価値を見出すという試みをしてきた。「今回の企画展では廃墟となった町工場に注目し、廃品を『使える道具』『美的な素材』という違った視点で捉える機会になってほしい」(同展担当)としている。