独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA)は10日、優れたソフトウェアを表彰する「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」の受賞プロダクトを発表した。
厳選された75プロダクトの中から審査が行われ、8プロダクトが「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」に選出された。その中でも最も優れた1プロダクトとして「グランプリ」に選出されたのは沖電気工業の「組込用顔画像処理ミドルウェア FSE」。同ソフトは、顔画像認識技術をベースに顔検出、特徴点抽出、個人識別を高速に処理する純国産のミドルウェア。認識処理の性能のみならず、10万画素程度の低解像度カメラにも適用できる特徴がある。商用化1年で携帯電話やデジカメ、ゲーム機等で利用されるなど、実際に産業ベースで成功している点なども評価の要因になったという。受賞プロダクトは以下の通り。
ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2007グランプリ
○家庭・個人 分野
「組込用顔画像処理ミドルウェア FSE」 沖電気工業株式会社
ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2007
○産業・企業・行政 分野
「3D プレゼンテーションソフトウェア「prezvision(プレジビジョン)」」 ソフトアドバンス株式会社
「Intellino(インテリーノ)」 日本電能株式会社
「RiskTaker(リスクテーカー)」 株式会社電通国際情報サービス
○安心・安全 分野
「SmartOn」 株式会社ソリトンシステムズ
○システム・基盤 分野
「Amateras」 Project Amateras
「Hinemos - オープンソースの統合運用管理ツール -」 株式会社NTT データ
「リアルタイム通信アプリケーション用ミドルウェア「VCE」」 コミュニティーエンジン株式会社