富士重工業は、27日から開催される第40回東京モーターショーにおいて、"Fantastic ファンタスティック moments モーメンツ"をテーマに、コンセプトカーとして開放感あふれる空間を実現したツーリング7シーター 「EXIGA CONCEPT」、次世代リチウムイオンバッテリーを搭載した未来のEV「G4e CONCEPT」の2台を出品する。また市販予定車として新型「インプレッサ WRX STI」などを展示。さらに、スバル独自の環境対応技術や先進安全技術もアピールする。
「EXIGA CONCEPT」はスバルが長年培ってきたツーリングワゴンのパッケージングのノウハウや水平対向エンジンなどを組み合わせた、大人7名が快適に乗車できるスペースと爽快な走りを実現したツーリング7シーター。超大型ガラスルーフや後方シートに向かってヒップポイントに段差を設けたシアターレイアウトなどにより、どの席からでも見晴らしの良い開放感のある快適な室内空間を実現した。パワーユニットは2.0L(リッター)水平対向ターボエンジンと5速ATの組み合わせ。
「G4e CONCEPT」は環境負荷の少ないEV(電気自動車)の未来をイメージしたコンセプトカー。"重い、狭い"という従来のEVの概念を覆し、バッテリーを床下へ収納、5名乗車を可能とするパッケージングを得た。高性能電池「次世代リチウムイオンバッテリー」や車体の軽量化などにより、1回の充電での走行距離を200kmに想定。エクステリアは未来に向かって進むイメージをトライアングルシェイプボディで表現した。
新型「インプレッサ WRX STI」は10月24日の発表を予定しているモデル。歴代のWRX STIが目指してきたドライバーズカーの本質である"意のままに操る愉しさ"を追求。新しいインプレッサで開発した5ドアパッケージをベースに、優れた走行性能を実現。さらに高い環境性、安全性も兼ね備えた、スバルが新たに提案する4WDスポーツモデルとしている。
そのほか市販予定車として、セレクトショップ「ビームス」とスバルのコラボレーションモデル「インプレッサ BEAMS EDITION(ビームス・エディション)」、専用の仕様装備を施した「レガシィ アウトバック Urbanselection (アーバンセレクション)」、 今春の東京オートサロンなどに出品し、好評を博したカスタマイズカー「ステラ REVESTA(リベスタ)」などを出品。技術出展としては2008年に欧州市場で発売を予定している水平対向ターボディーゼルエンジン、ステレオカメラによる前方認識装置や画像処理技術などによる次世代予防安全システム「次世代ADA(Active Driving Assist)」などを予定している。