米Microsoftは10月5日 (現地時間)、Bungie Studiosを独立させる計画を明らかにした。BungieはHaloシリーズの開発元である。米国時間の9月25日にHalo 3がリリースされ、同10月4日には発売から1週間で売上高が3億ドルを突破したとMicrosoftが発表したばかりだった。

発表文によると、MicrosoftはBungie株式を保持し、また同社とMicrosoft Game Studiosとの長期的な出版合意を維持する形でスピンオフする。Microsoft Game StudiosのコーポレートバイスプレジデントであるShane Kim氏は「独立会社に戻りたいというBungieの希望をサポートすると共に、今後もBungieおよびPeter Jackson氏などのパートナーと(Microsoftの知的財産である)Haloへの投資を継続する」とコメント。またBungieを率いるHarold Ryan氏は「今後もMicrosoftのプラットフォームに焦点をあてた開発を続ける」と述べている。BungieとMicrosoft Game Studiosとの強い関係が維持される模様だが、Bungieの独立によって、かつて「Marathon」や「Myth」などを手がけてきた同社の新作が他のプラットフォームに登場する可能性が出てきた。

Microsoftは2000年6月にBungieを買収。Haloシリーズが欧米でのXbox人気を確立する大ヒットとなった。同シリーズの累積販売数は2000万コピーを超えている。