今週は全体的にアイテムは少なめだが、その分、ゲームでは知名度の高いタイトルが多数発売。DVDやフィギュアでも、目玉となるアイテムが登場。物欲センサーが大いに反応すること間違いなし!?
ゲームでは4タイトルが秋葉原を席巻!!
まずは、一本目。バンダイナムコゲームスより『DRAGONBALL Z Sparking! METEOR』が、4日にプレイステーション 2専用ソフトとWii専用ソフトとして同時発売された。アソビットゲームシティでは、店頭から店内まで、かなりのスペースを使っての力の入れようだった。このゲーム、注目すべき点は、まずオープニングのCGアニメ。そしてバッグに流れるのは、影山ヒロノブの「Super Survivor」だ!! 作詞は森由里子、作曲は山本健司と、『ドラゴンボール』に強い繋がりを持つ人たちのアツイ気持ちをオープニングから感じられる。
今や世界に名を轟かせる『ドラゴンボール』。登場するのは歴代のキャラクター達で、ついに160人を突破したという。新メインモード「ドラゴンヒストリー」は、原作再現のバトルモード。そして、オンライン対戦を実現した「ドラゴンネットバトル」で国内最強の超戦士を目指そう!! Wii専用ソフトにおいては、画面のアイコンの動きにあわせてリモコンとヌンチャクを操作。悟空と同じポーズで「かめはめ波」が放てる(個人的にはこれを一番やりたい……)。ちなみに、ショップでの価格は、両製品ともに5,980円。
続いては、任天堂からニンテンドーDS専用ソフトでシミュレーションRPGの『アルカイック シールド ヒート』が登場。緑豊かなミリニア王国の王女アイシャ。王位継承の式典の日、目の前で起こった惨劇。アイシャは、ブルネクをはじめとする灰の体を持って蘇った仲間たちと旅に出る……。ゲームシステムはミッションあり、ユーザーの戦略が鍵を握るバトルあり、エンゲージと呼ばれるキャラクター育成ありと、お楽しみ要素が満載となっている。ショップでの価格は4,980円。
さて、こちらも注目の作品!! バンダイナムコゲームスより『ガンダム バトル クロニクル』が、プレイステーション・ポータブル専用ソフトとして、同じく4日に登場。新たに『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』が加わり、『機動戦士ガンダムZZ』や『逆襲のシャア』などからも数々の新規MS、MAが登場。恒例のマニアックな機体も登場する!? 今回、新ステージとして「宇宙」「水中」が加わり、その数は120以上にも及ぶという。本作では新たに、MSに加えて武装のカスタマイズも可能で、やりこみ度は満点。アドホック通信を使って2人での協力プレイも可能だ。ショップでの価格は4,380円。
さて、こちらも人気作の第2弾がお目見えした。コナミから4日にプレイステーション 2専用ソフトとWii専用ソフトで同時発売された、『実況 パワフル メジャーリーグ 2』(以下、パワメジャ2)と『実況 パワフル メジャーリーグ 2 Wii』だ。もちろん、データは2007年最新のもの。あの松坂選手も登場する。日本人メジャーリーガーもそうだが、A.ロドリゲス選手、サンタナ選手、ゲレーロ選手など、有名メジャーリーガー達も見逃せない。この夢の競演をパワメジャ2で体験してはどうだろうか。
パワメジャ2ならではのやりこみ要素としては、各モードで稼いだポイントを元に「ショップ」で購入できる「選手カード」収集が挙げられる。実況も凝りに凝っていて、日本語と英語、ふたつの言語を用意。それぞれはもちろん、「二カ国語」に設定して、2つの実況を同時に聞くことも可能となっている。また、「パワプロ」シリーズの楽しみのひとつとして「選手データパスワード」があるが、パワメジャ2も公式サイトにて、最新データパスワードで公開する選手を、アンケートによって決定する企画も進行中。現在、第1回の投票受付中なので、ぜひ参加してはどうだろうか。ショップでの価格は、6,270円。
心の財産になる(!?)作品群
DVDは、アミュ-ズソフトエンタテインメントより『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章 コレクターズ・エディション』の初回限定版と、通常版が9月28日に発売開始された。あの名言「わが生涯に一片の悔いなし」。劇場公開版から200カット以上に手を入れたコレクターズ・エディションで、その真実がこのDVDに集約。原作では描かれなかった、ラオウの真実の思いが明らかとなる。
初回限定版は2枚組。1枚は「激闘の章」劇場公開に先駆けて行われた「ラオウ昇魂式」の模様を特別編集したもの。また、本編特定映像として「ラオウ伝 殉愛の章 DVD販売告知スポット」「ユリア伝 DVD販売告知スポット」「ラオウ伝 激闘の章 」劇場初日舞台挨拶(東京、大阪、名古屋)などが入っている。封入特典としては、「ラオウ遺影複製原画」「昇魂式喪章(DVDオリジナルバージョン)」「生原稿ポストカード(5枚組)」となっている。ショップでは、初回限定版のみ陳列されていた。価格は5,180円。
続いては『涼宮ハルヒの憂鬱』から、CD-ROM『涼宮ハルヒの憂鬱~コンピ研部長のSOS団観察日誌~』がキャラアニから再発売された。2006年の冬コミで大反響を呼んだ、TVアニメーションの同作品公式HP更新ログを収録したものだ。多くのハルヒマニアを生んだ、ネタ更新の嵐を完全収録。ほかにスクリーンセイバー、デスクトップアクセサリーなども収録されている。前回手に入れられなかった人は、この機会を逃さないように。ちなみに、動作環境でWindows Vistaでの動作確認はされていないので注意が必要だ。ショップでの価格は、2,999円。
角川エンタテインメントからは、『ムシウタ 限定版 第1巻』が9月28日に発売された。限定版には、本編の過去を描いた「Bug」編をドラマCDにて収録。そのほかの特典として、特製ブックレット(8P)と特典映像「ムシウタ製作記者発表イベントの模様」などとなっている。ショップでの価格は6,980円。そしてジェネオンエンタテインメントからは、『シグルイ HALF-BOX 虎』が5日に発売。鬼才と言われる山口貴由の『シグルイ』(月刊チャンピオンREDにて連載中)。その過激な描写はアニメ化不可能といわれていたが、いよいよDVDのリリース開始だ。ちなみにR-15指定なので、購入の際は注意が必要。第1巻には、第一景から第六景までを収録。ショップでの価格は、14,280円。
バンダイビジュアルからは、『新機動戦記ガンダムW メモリアルボックス版 PART II』が9月25日に発売された。HDリマスター化の今作は初回限定生産で、描き下ろし収納BOX付き。価格は32,800円。続いては、メディアファクトリーから、『ウゴウゴルーガ おきらくごくらく15年! 不完全復刻DVD-BOX』が5日に発売。"おきらくごくらく"が、もう15年とは……ウゴウゴくんとルーガちゃんも大人になるはずだ。ショップでの価格は、24,990円。
『新機動戦記ガンダムW メモリアルボックス版 PART II』。ヒイロの顔がちょっと怖いんですけど…… |
『ウゴウゴルーガ おきらくごくらく15年! 不完全復刻DVD-BOX』告知ポスター。なつかしい面々がずらり |
CDは、最終話で感動したと思ったら、なんと再放送がテレビ東京ほかで4日から開始された『天元突破グレンラガン』。その音楽の集大成『天元突破グレンラガン BEST SOUND』が、3日にアニプレックスより発売された。CD2枚組+DVDで2007年12月31日までの期間限定生産で、収録曲は中川翔子が歌う「空色デイズ」はもちろん、サウンドトラック21曲、「総集片」のエンディングも。DVDにはノンクレジットのオープニング&エンディング集を収録。価格は3,990円。また、奥井雅美のニューアルバム『Masami Life』が、evolutionから3日に発売された。これは『時空警察ヴェッカーシグナ』のOPである「RING」などを含む全12曲を収録したものだ。価格は3,150円。
『天元突破グレンラガン BEST SOUND』。パッケージデザインはダブルジャケット仕様で、少年のころと大人になったシモンが描き下ろされている |
奥井雅美、1年ぶりのニューアルバム『Masami Life』 |
萌え系から漢モノ、そして珍しいフィギュアまで
ウェーブの「トレジャーフィギュアコレクション」より、『涼宮ハルヒの憂鬱』の「朝比奈みくる バニーガールver.」が登場。しかも、ウェーブ20周年特別記念企画として「ブロックバスタープライス!」の1,995円での発売だ。製品は1/10スケール PVC製塗装済の完成品(一部ABS製)で、フェイスが「笑顔Ver.」と「困り顔Ver.」の2種類を好みで差し換え可能。オプションパーツの看板も4種類。胸の部分は特殊やわらか素材で、むにゅ感が味わえる。しかも嬉しいことに、ウェーブは「トレジャーフィギュアコレクション」で『涼宮ハルヒの憂鬱』のシリーズ化を決定。今後が楽しみだ。
壽屋からは、『うたわれるもの』より「ウルトリィ」が発売された。"白翼の皇女"と呼ばれる姿そのままに、気品のある穏やかな表情。1/8スケールで全高は230mm、PVC/ABSの塗装済の完成品。ショップでの価格は6,090円。グッドスマイルカンパニーからは、『ARIA The NATURAL』の「アリシア・フローレンス」(マックスファクトリー版)が発売。水の三大妖精と称えられる(プリマ)ウンディーネの1人で、白き妖精(スノーホワイト)として知られる彼女の優しい微笑みを再現。1/8スケールで全高約185mm、PVC製塗装済の完成品でアリア社長も付いてくる。価格は5,800円。
スクウェア・エニックスからは、「『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』 PLAY ARTS Vol.II」(コトブキヤ版)より、「レノ」「ユフィ」「カダージュ」が発売された。ADVENT CHILDRENを見たときの、あのクオリティには、かなり驚嘆した人も多いだろう。その映像に登場した3人を立体的に再現したものだ。価格は各3,990円。
フィギュアは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のリッドフィギュア「綾波レイ・包帯」「初号機・通常」を紹介。発売はプレッサントエンジェルズからで、ショップのスタッフに聞いたところ、「劇場での販売だったものが一般流通をし始めたもの」とのことだが、劇場限定のもの(「綾波レイ・抱き」「初号機・暴走」)とは異なる造形となっている。コトブキヤ ラジオ会館店での価格は1体で714円、2体セットで1,428円。
今週の締めくくりは、バンダイ「超合金魂シリーズ」の「アイアンギアー」だ。『戦闘メカ ザブングル』から、「ザブングル」「ウォーカーギャリア」に続く第3弾として登場。ランドシップ形態からウォーカーマシン形態への可変機構も再現。ウォーカーマシン時の全高は280mm、ランドシップ時の全長は450mmにもなるシリーズ最大級のアイテム。合金パーツも贅沢に使用され、その重量は1kg超という。付属品として、ウォーカーマシン15体、ビークル3台、ランドシップ"バッファロー"、そして"ほっかむりパーツ"も同梱。ショップでの価格は、18,900円。
取材を終えて
今週は、冒頭でも述べたように、アイテムの数自体は多くなかった。だが、少数精鋭といったところか、ズシンとくるアイテムばかりを紹介したつもり。ゲームでは、ここのところプレイステーション 2専用とWii専用の同タイトル同時発売が目に付く。今後はこの2機種やニンテンドーDSに比べて、多少ソフトの発売予定本数が少ないプレイステーション・ポータブルやプレイステーション 3、Xbox 360の年末に向けた攻勢に期待したい。