日産自動車は、第40回東京モーターショーの開幕に先駆け、出展車両の1つであるコンセプトカー「ピボ2(PIVO 2)」を公開した。同モデルはドライバーにとって楽しいパートナーであるかのような愛着感、信頼感を提供する電動シティコミューターであるとしている。また、10月13日~14日の2日間、日産銀座ギャラリーにて一般公開を予定している。
「ピボ2」は日産が考える"フレンドリーイノベーション"を具現化した環境に優しい電動シティコミューター。高出力のインホイール3Dモーター、高容量のコンパクトリチウムイオンバッテリー、バイ・ワイヤ技術などの先進技術により、コンパクトなパッケージとこれまでのクルマにない動きやカタチを実現している。
バック走行が必要になる場合でも、キャビンが360°回転することで前を向いて運転できる。また4つのホイールユニットを自在に制御する「メタモ・システム」のため、縦列駐車の際も切り返しは不要。走行状態に応じて4輪の荷重が均等になるようにタイヤ位置を自動的にコントロールするため、加減速時やカーブでも車体が傾かない安定した走行を可能とし、利便性だけでなく、運動性能や安全性能も向上するという。
キャビン前方の電動フロントドアは、どの方向からのアクセスも可能とし、乗り込みも容易。車内ではドライバーが常にハッピーな気分になるよう、表情や会話からドライバーの状態を推定して話しかける「ロボティック・エージェント」を採用している。