映画『全然大丈夫』の完成披露試写および舞台挨拶が3日、都内で行われ、主演の荒川良々、岡田義徳、藤田容介監督が登壇した。

左より藤田容介監督、荒川良々、岡田義徳

飄々と質問に答える荒川

劇団「大人計画」に所属し、独特の存在感と演技力でドラマやCMでも引っ張りだこの荒川良々の映画初主演作となる『全然大丈夫』。人を怖がらせることが大好きな古本屋の長男・照男(荒川良々)、"いい人"の見本のような久信(岡田義徳)、そして衝撃的なまでに手先が不器用なあかり(木村佳乃)の3人を中心に展開される、不思議な浮遊感をまとった物語だ。

挨拶を求められた荒川はまず、「みなさん、今日はありがとうございました」と沢尻エリカの真似で会場の笑いを誘う。「実際の自分とはまったく違うキャラクターなので、非常に楽しく演じました」。

「荒川君でやる、と最初からあて書きで始めました」と話す藤田監督は、これまでに大人計画関連の映像作品をいくつも手がけており、本作で劇場映画デビューを果たす。

仕事の都合で出席しなかった木村佳乃からのビデオメッセージが上映されると、荒川は「やっぱりね、(撮影中)好きになりかけたんですけど、二枚目の方に行っちゃいましたよね」と最近、熱愛が発覚した伊勢谷友介との仲をチクリ。

(C)2007 「全然大丈夫」製作委員会

ファンタジックでシュールな『全然大丈夫』は2008年正月第二弾、シネクイントほかにて全国順次ロードショー。