レクサスは、LEXUS ISをベースにエンジンやトランスミッションを新開発したプレミアムスポーツモデル「LEXUS IS F」を12月25日より発売する。駆動方式はFRで、新開発のV型8気筒5Lのガソリンエンジンと、8速スポーツATを組み合わせる。乗車定員は4名。価格は766万円。ボディカラーは、エクシードブルーメタリック、ブラック、プレミアムシルバー、ダークレッドマイカクリスタルシャイン、ダークグレーマイカ、ホワイトパールクリスタルシャインの前6色。
LXUS IS Fは、「F」の名がついたLEXUSブランドのプレミアムスポーツ。「基本性能を徹底的に鍛えこむとともに、走りの新技術を備えることにより、LEXISの新しいパフォーマンスを提案する」ことをコンセプトとして、「運転する楽しさ」を極限まで追及しているという。エンジンには、筒内直接噴射とポート噴射を併用する「D-4S」と連続可変バルブタイミング機構「Dual VVT-i」の吸気側に、電動連続可変バルブタイミング機構「VVT-iE」を搭載したほか、デュアルインテークの採用で、低中回転ではスムーズなトルク特性と、高回転では力強いトルク特性を実現した。最大出力は423PS(311kW、6,600rpm)、最大トルクは51.5kg・m(505N・m、5,200rpm)。
トランスミッションは、LS460に搭載されている8速ATをベースに、スムーズな加速のDポジションに加え、Mモードでは1速のみトルクコンバーターを介してスムーズさを実現し、2~8速ではエンジンとトランスミッションを直結することでアクセルレスポンスを向上している。また、世界最速レベルの変速レスポンスと、シフトダウン時にヒール&トゥのようにエンジン回転数を上げて、シフトダウン時のエンジン回転数を同期させるブリッピング(空ぶかし)コントロールも採用する。ステアリング裏には専用パドルシフトも備える。
スプリング、ショックアブソーバー、スタビライザーはISをベースにチューニングした専用サスペンションを採用。フロントには225/40R19、リアには255/35R19の専用タイヤを装着。サーキットでのブレーキングにも耐える高性能ブレーキを採用している。また、エンジン、ステアリング、ブレーキを統合制御する「VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)」はスポーツモードを設定した。スピードメーターには300km/hまで表示する。車両総重量は1,920kg。