ブリヂストン美術館は6日より、「セザンヌ4つの魅力―人物・静物・風景・水浴―」を開催する。期間は11月25日まで。

ポール・セザンヌ「帽子をかぶった自画像」1890-94年頃 油彩

ポール・セザンヌは後期印象派の画家で、後のピカソやブラックらによるキュビスムの誕生や、安井曾太郎などの日本の洋画家たちに、大きく影響を与えたといわれている。同展ではセザンヌの作品を中心に約30点ほどを展示。「I.自画像と妻の肖像」「II.静物画」「III.風景画」「IV.水浴図」という4つのテーマに沿って、セザンヌの「帽子をかぶった自画像」や「縞模様の服を着たセザンヌ夫人」などを紹介し、セザンヌの魅力に迫る。また、セザンヌに影響を受けたピカソの「ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙」、安井曾太郎の「水浴裸婦」といった作品をじっくりと鑑賞することもできる。

ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」1904-06年頃 油彩

入館料は一般が800円、シニア(65歳以上)が600円、大学・高校生が500円、中学生以下は無料。開館時間は、火曜日~土曜日までが10時~20時、日曜日・祝日が10時~18時、休館日は毎週月曜日(ただし、10月8日は開館、翌9日が休館)となる。

ポール・セザンヌ「休息する水浴の男たち」1875-77年 インク・水彩