BMW AG(ドイツ)は、BMW1シリーズをベースにしたコンパクトセグメント初となるオープンモデル「BMW 1シリーズ・カブリオレ」を発表した。日本での発売時期、価格などは未定。以下はすべてドイツ国内市場向けのもの。
BMW 1シリーズは同社のコンパクトモデル。カブリオレは2ドア4人乗りで、従来の5ドア、3ドア、クーペに続く4番目のボディとなる。
エンジンはディーゼルとガソリン、合わせて5種類が搭載される。「BMW 135i」は最高出力225kW(306ps)/5,800rpm、最大トルク400Nm/1,300~5,000rpmを発揮するツインターボ付き2,979cc直列6気筒ガソリンエンジンを搭載。以下、「BMW 125i カブリオレ」が2,996cc自然吸気直列6気筒ガソリンエンジン(160kW(218ps)/6,100rpm、270Nm/2,500rpm)、「BMW 120i カブリオレ」が1,995cc直列4気筒ガソリンエンジン(125kW(170ps)/6,700rpm、210Nm/4,250rpm)、「BMW 118i カブリオレ」が1,995cc直列4気筒ガソリンエンジン(105kW(143ps)/6,000rpm、190Nm/4,250rpm)、「BMW 120d カブリオレ」が1,995ccの4気筒ターボ付きディーゼルエンジン(130kW(177ps)/4,000rpm、350Nm/1,750~3,000rpm)を搭載する。
トランスミッションは6速マニュアル、もしくは6速オートマチックトランスミッション。オートマチックではパドルシフトも装備する。パワーステアリング(EPS)は、車速に応じてステアリングの補助力を変化させるサーボトロニック付き。横滑りやスリップなどを制御するダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)、それと連動するアンチロック・ブレーキ(ABS)も装備する。
オープンするファブリック製ルーフは、電子油圧制御式で、開閉時間は22秒以下。停車時はもちろん、40km/h以下であれば開閉する。全面にサン・プロテクション・テクノロジーを採用したレザーは、直射日光による表面温度の上昇を抑制する効果を備える。また、エアコンにはBMW独自のカブリオレ・モードを設定。ラゲッジスペースと後席をつなげば、ゴルフ・バッグ2個、またはスノーボード2枚が積載できる。
安全性については、4人の乗員に対して4個のエアバッグを装備。全てのシートには3点式ELRシートベルトとヘッドレストが、後席のシートにはISOFIXチャイルドシート固定システムが用意される。また、オープン時の横転などに備え、収納式のロールバーも装備する。センサーが横転の可能性を検知すると、瞬時にせり出し、乗客を保護する。この際にはエアバッグも同時に展開する。