マツダは、10月24日から開催される第40回東京モーターショーに、デザインコンセプトカー「大気(たいき)」、水素自動車「プレマシーハイドロジェンREハイブリッド」、市販予定の新型「アテンザ」などを中心に、将来に向けたパワートレインや環境・安全技術を出品すると発表した。

大気(たいき)

「大気(たいき)」は、これまで「流(ながれ)」「流雅(りゅうが)」「葉風(はかぜ)」で追求してきた「Nagare」デザインテーマを、さらに洗練・進化させたデザインコンセプトカーの第4弾。次世代ロータリーエンジンを搭載し、空力特性などリアルな技術とデザインを融合した、将来のFRスポーツモデルの可能性を表現している。

大気(たいき)フロント

大気(たいき)リヤ

「プレマシーハイドロジェンREハイブリッド」は、水素でもガソリンでも走行できるデュアルフューエルシステムの水素ロータリーエンジンを搭載。水素の燃焼エネルギーを高い効率で電気エネルギーに変換し、モーターで駆動するハイブリッドシステムを組み合わせている。航続距離、走行性能、パッケージングなど実用性能を大幅に向上させており、2008年度のリース販売開始を目指している。また、マツダが開発した植物由来の「バイオテックマテリアル」を内装プラスチックやシート表皮に採用している。

プレマシーハイドロジェンREハイブリット

バイオテックマテリアル素材

新型「アテンザ」は、参考出品ながら市販が予定されているモデル。先月ドイツで開催されたフランクフルトモーターショーで初めて公開された。ボディタイプは、セダン、5ドアハッチバック、ワゴンをラインアップ。MZR型2.5L(リッター)ガソリンエンジンを新開発した。東京モーターショーではエアロバンパーやスポーティグリルを装備した、よりスポーティなモデルが公開される。

そのほか技術展示として、MZR型1.3Lミラーサイクルエンジン、MZR型2.0L DISIエンジン、次世代4気筒直噴ガソリンエンジン、次世代クリーンディーゼルエンジン、次世代RENESIS(ロータリーエンジン16X:800cc×2)などが展示される。

アテンザSport (5ドアハッチバック)