スズキは、10月27日より開催される第40回東京モーターショー2007に出展するモデルを発表した。四輪ブースでは前回に引き続き"小さなクルマ、大きな未来"を、二輪ブースでは"走る喜び・使う楽しみ・持つ幸せ"をテーマとしている。また、以下のモデルのうち、「SPLASH」「Hayabusa1300」「B-KING」以外は世界初公開の参考出品モデルとなる。
「コンセプト Kizashi 2」はトップアスリートの持つ躍動感と、内からあふれる期待感をデザイン表現として取り入れたクロスオーバースポーツワゴン。3.6L(リッター)V型6気筒エンジンと6速ATを組み合わせ、力強い走りを実現。環境に配慮したハイブリッドエンジンなども視野に入れているという。
「SUSTAINABLE MOBILITY」は、一人乗りの低速移動ツール「PIXY(ピクシー)」と、これと合体して自動車としての移動を可能にする軽自動車型移動ユニット「SSC(エスエスシー)」による新しい乗り物の概念モデル。経済産業省の「世界一やさしいクルマ社会」構想にも沿った新しい都市交通を生み出す移動ツールであり、新たなパーソナルモビリティとシェアリングシステムの可能性を提案する。
「X-HEAD」は、"クロスユーティリティビークル"をテーマに、同社の「ジムニー」「エスクード」「キャリイ」のDNAを受け継ぎ、機能的な頼もしさを備えたもの。使い方に合わせた荷台ユニットを組み合わせることができ、大人2人が寝泊まりできる"キャンパー"、街用の"ファッション"などにスタイルを変える。
「PALETTE」はファミリーや若者をターゲットとした新しい軽自動車。感情に訴えるスタイリングと4人がゆったり座れる広い室内空間をもつ。軽自動車ではかつてない最上のくつろぎを与えたという。また、両側パワースライドドアと低床フラットフロアで使い勝手も向上させている。
「SPLASH」は2008年春よりスズキが欧州市場に投入し、ミニセグメントでの拡販を図る世界戦略車。新鮮なデザインや運転の喜びなどを楽しめるコンパクトカーとしている。
「Biplane」はより多くの人にバイクの楽しさを感じ、バイクに興味を持ってもらうため、"バイクで走る喜び"を形にしたデザイン提案モデル。"飛行機に乗っているようなイメージ"をキーワードとし、やわらかさを感じさせる懐かしい複葉機(バイプレーン)の造形をデザインモチーフとしている。エンジンはV型4気筒エンジンを縦置きにレイアウト。
「crosscage」はシンプル・小型・軽量の空冷式燃料電池システムと高性能二次電池を組み合わせた燃料電池モーターサイクル。燃料電池ユニットには、低燃費性能と素早い起動が特徴のインテリジェントエナジー社(英国)製を採用し、二次電池はリチウムイオン電池とした。
「Hayabusa1300」は1999年に発売し、北米や欧州市場へ投入し続けている大型スポーツバイク。発売開始から9年目となる今年、エンジンの排気量のアップ、より優れた空力特性などのフルモデルチェンジを行なった。北米・欧州地域ではすでに販売を開始している。
「B-KING」は2001年の東京モーターショーに参考出品し、高い評価を得たスズキの大型ネイキッドバイク。力強く個性的なボディスタイルで存在感を表現するとともに、スズキの最新技術を投入し、ネイキッドモデルとしてはクラス最高の出力なども特長としている。北米・欧州地域ではすでに販売を開始している。