今年も会場はPorte de Versaille。初日の朝、開場を待つ人の列

米Appleは25日、フランス・パリで年次イベント「Apple Expo 2007」を開催した。今年の目玉は直前に発表された「iPod Touch」。フランスでは28日に発売開始となることもあり、iPod Touchのデモエリアは人だかりとなった。

このところ、Apple Expoで大きな発表を行っていないAppleだが、今年はプレスリリースはいっさいなく、基調講演もなし。直前まで「iPhone展示か?」という憶測があったが、AppleブースにはiPhoneの姿はなし。それでも、Appleのブースは5日に発表されたiPod Touchを一目見ようという来場者で常時込み合っていた。このほか、8月7日に発表された新型「iMac」などを展示していた。

無線LAN内蔵、タッチスクリーンなど、音楽プレイヤーの枠を超えたiPod Touch。欧州では「iPhone」の登場が2カ月後に迫っているためか、iPod Touchに触った来場者は、タッチスクリーンに感動した様子。だが、「iPhoneを見た後でiPod Touchを買うかどうか決める」という声が多かった。また「今度はiMacでタッチスクリーンを実現するのでは?」という噂も耳にした。

3.5型の液晶ディスプレイを搭載、無線LANを内蔵したiPod Touch

「YouTube」をサポート。画面を横にすると横位置に画面が切り替わる

画面を指で広げるとズームインできる

キーの上に触れると文字が拡大するので、ミスなくキーボード入力が行える