ソニーは、「ブラビア」シリーズのフルハイビジョンビデオプロジェクター「VPL-VW200」を発表した。発売は11月20日で、価格は136万5,000円。
同社の液晶プロジェクターでは、独自デバイスであるSXRDを採用している。SXRDは反射型のデバイスで、一般的な透過型の液晶パネルに比べて、セル間の格子が目立ちにくい、コントラストが高く取れるなどといった特徴を持っている。今回発表されたVPL-VW200では、新開発の120Hzフレームレートでの表示を可能とする0.61型ハイフレームレートフルHD SXRDを搭載。240Hzで駆動される液晶によるインターレースで、120Hzでのプログレッシブ表示を実現。2.5msという応答性の高さも加わり、残像感の少ない動画表現を実現している。
映像エンジンは、「X5000」シリーズなどに搭載される「ブラビアエンジンプロ」をプロジェクター用に再チューニングし搭載。
また、撮影時のぼけを検知して補正を行うIBリダクション機能、24pで撮影された映像(2:3プルダウン)を検知し、新たに4コマ分の映像を挿入するMC機能をなど組み合わせた「モーションフロー」に、映像のフレーム毎に処理をおこなう「フィルムプロジェクション」も追加された。
光源は、一般的な高圧水銀ランプではなく、より太陽光に近いピュアキセノンランプを採用。また、レンズは、定評のあるカールツァイス バリオゾナーレンズ。前面マルチ反射防止処理コーティングを施し、アルミの鏡筒に納めることで、色収差や歪みを削減し、フルHD映像を高いクォリティで投射する。
入力端子は、CECに対応したHDMI×2に、コンポーネント、コンポジット、S、D-sub15ピンを各1系統装備する。