本田技研工業は、原付50ccスクーター「クレア スクーピー」と「ズーマー(ZOOMER)」に電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)を新たに搭載し、10月5日より発売する。価格はクレア スクーピーのスタンダードタイプが19万9,500円、同デラックスタイプが20万6,850円、ズーマーは通常モデルが23万6,250円、ズーマー・デラックスが24万1,500円。
「クレア スクーピー」「ズーマー」は両モデルとも発売当時から低燃費の4ストロークエンジンを搭載していたが、今回のマイナーチェンジで電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)を搭載。マフラー内に装備した触媒装置(キャタライザー)と併せ、平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合させた。クレア スクーピーについては燃費も約2%向上しているという。
そのほかの変更としては、クレア スクーピーはスタンダードモデルにもウインカープッシュキャンセラーを装備。同デラックスタイプはメッキ塗装のバックミラー、ツートーンのカラーリングなどが採用された。ボディカラーはスタンダードが2色、デラックスが4色用意される。
クレア スクーピーの主な仕様は、全長1,695mm×全幅625mm×全高1,000mm、シート高710mm、車両重量79kg、最高出力3.2kW(4.4PS)/8,000rpm、最大トルク4.0Nm(0.41kgm)/6,000rpm、タイヤサイズ前後90/90-10 50Jといったところ。
クレア スクーピー・デラックス (デジタルシルバーメタリック×ペンギングレー) |
クレア スクーピー・デラックス (ピュアブラック×クラシカルホワイト) |
クレア スクーピー・デラックス (パールトゥインクルピンク×クラシカルホワイト) |
ズーマーも全車にウインカープッシュキャンセラー、ホルダー締付けタイプのパイプハンドルを採用している。ズーマー・デラックスは2トーンのシートを採用した。ボディカラーは通常モデル、デラックス各3色が用意される。
ズーマー/ズーマー・デラックスの主な仕様は、全長1,860mm×全幅735mm×全高1,025mm、シート高735mm、車両重量87kg、最高出力3.1kW(4.2PS)/8,500rpm、最大トルク4.0Nm(0.41kgm)/5,500rpm、タイヤサイズ前120/90-10 57J、後130/90-10 61J。