Neroはライティングや映像、音楽、写真などデジタルメディアを対象とする20種類以上のアプリケーションから成り立つ総合ソフト「Nero 8」を発表した。11月9日から先行発売されるダウンロード版はNero オンラインショップおよび各ダウンロードサイトで価格10,490円、アップグレード版は8,392円となっている。パッケージ版は11月23日から全国PC量販店などで発売され、価格は13,500円、アップグレード版は9,800円となる。

Nero 8では、アプリケーションを直感的に操作できるプロジェクトランチャー「Nero StartSmart」を搭載。アプリケーション名で起動するのではなく、例えば「作成と編集」→「ディスクレーベルまたはカバーのデザインと印刷」と初心者にもわかりやすい形でやりたい機能を呼び出すことができる。また頻繁に使われる機能である「データ書き込み」「オーディオ書き込み」「オーディオリッピング」「ディスクコピー」はアプリケーションを起動せずにNero StartSmart上から実行できる。

プロジェクトランチャー「Nero StartSmart」

わかりやすいメニューが羅列される

また、CD/DVDに加えて、新たにBlu-rayディスクやHD DVD、AVCHDなどへの書き込みとオーサリングに対応。なお、HD DVDビデオのオーサリング/再生、BD-ROMの再生については、年内に提供されるプラグイン「ブルーレイ/HD DVDビデオプラグイン」の別途購入が必要となる。

YouTubeやMy Spaceなどのオンラインサービスへの対応が図られ、インターネットで動画をインポートしてDVD-Videoを作成するといったことが簡単にできる。キーワードでの検索、今日の人気動画、今週の人気動画、マイ動画、評価の高い動画(全期間/今日)などの検索にも対応し、ボタンでムービーをダウンロードすると自動的にプロジェクトに配置される。

その他、物理的に傷ついたディスクや書き込み中に問題が生じたディスクなどから可能な限りデータを読み出す「Nero RescueAgent」、日立LGデータストレージと共同開発したセキュリティ技術「SecureDisc」への対応などが新たな機能・技術として加わった。

Windows Vista用には、ワンクリックでディスクコピーが可能となるサイドバーガジェット「Nero DiscCopy」が搭載される他、Nero 8に対応するすべてのファイルはファイルを開かずとも内容のプレビューが可能となるリッチプレビューに対応する。