米Gatewayは9月27日 (現地時間)、ディスプレイ一体型のデスクトップPC「Gateway One」を発表した。コンパクトでスリムなデザインに加えて、オールインワン型の弱点と言われる拡張性の乏しさを解決している。

Gateway Oneは標準でワイアレスのキーボード/ マウスが付属するため、無線LAN機能を利用すればケーブルを電源コード1本に抑えられる。NXT SoundVuと呼ばれるスピーカーシステムを内蔵しており、外観からは存在が分からないように本体に収まっているが、本体パネルの振動を利用したリッチなステレオサウンドを楽しめるそうだ。

Gateway One

ACアダプターがUSBポートやLANポートを備えており、本体に接続するコードを削減できる

本体は2つのラッチをスライドさせるだけで、ツールを使わずにバックパネルを取り外せるようになっており、シリアルATAのハードディスクドライブなど主要コンポーネントに簡単にアクセスできる。

インタフェースは、USBポート×7、IEEE1394ポート×1。ネットワークはGigabit Ethernet、Wi-Fi (802.11a/b/g/Draft-N)。このうちUSBポート×3、IEEE1394ポート、RJ-45 LANポートなどは付属のACアダプターに統合されており、プリンターなどの周辺機器をPC本体ではなくACアダプターに接続できる。

OSはWindows Vista Home Premiumで、Windows Media Center機能を利用して、リモコンでデジタル写真、映画、音楽などを楽しめる。19型のワイドスクリーンディスプレイを備えたGateway OneをPVR付きのテレビのように活用できるTVチューナー搭載モデルも用意されている。

小売店向けのバージョンは、Intel Core 2 Duo T5250、Intel Graphics Media Accelerator X3100、320GB SATA II HDD、Webcamという構成で1299.99ドル。 Intel Core 2 Duo T7250、ATI Mobility Radeon HD 2600 XT、500GB SATA II HDD、Webcam、アナログ/デジタルTVチューナーで1799.99ドル。

Gatewayがリリースで引用しているForrester Researchのレポートによると、調査対象となった消費者の37%が「PC購入の際にデザインを重視する」と回答。特にジェネレーションYに、その傾向が強いという。